白山では日の出が拝めそうな日は、1時間くらい前に白山比咩神社祈祷殿の太鼓が鳴らされるということだったが、朝の4時、やはり太鼓は鳴らなかった。
天気が良ければ、朝食の前に山頂お池巡りコースを歩きたかったのだが、ガスがかかっていて、しかも稜線では風も強い。それで、朝食後は山頂へ向かわずに下山することにした。
当初の予定では観光新道を下るつもりだったが、山頂に向かわずに下山するなら、時間があまってしまう。それで、昨日と同じ砂防新道を下り、途中で南竜ヶ馬場へ寄り道していくことにした。
登ってくる際に写真を撮っていなかったので、あちこちで花の写真を撮りながら下っていった。
室堂(6:25)→南竜ヶ馬場(7:37-8:13)→甚之助避難小屋(8:51-8:57)→別当出合(10:11)
南竜道分岐から南竜ヶ馬場へ向かう。斜面をトラバースしていく、アップダウンの少ない道である。
南竜ヶ馬場ビジターセンターでちょっと休憩した後、付近を散策。
ここにはチングルマの花がまだ残っていたほか、ハクサンコザクラなどもいっぱい咲いていた。
しばらくして、来た道を引き返していった。
南竜道分岐まで戻ると、砂防新道を下っていった。
甚之助避難小屋の前でちょっと休憩。
時間には余裕があるので、特に急ぐでもなく別当出合まで下っていった。
11時30分のバスに乗り、2時間以上かかって金沢に着いたら、こちらは晴れていて暑かったのだった。
2日間とも上の方はガスがかかって何も見えなかったのが残念だった。
山頂付近のお池めぐりもできず、ただ山頂に登っただけで終わってしまった。
やはり、どうせ行くなら晴れた日に行きたいものである。それでも今回は雨に降られず、高山植物を楽しむことができたからまだしもであるが。花に興味のない人だったら、本当におもしろくもなんともなかったことだろう。
もともと、この時期の夏山は高山植物が一番の見頃であり、山に登る目的の半分もそれであるから、くもっていてもまだ救いがあるのだが、どうもこの数年、夏山は天気をはずしてしまうことが多いようである。来年こそは・・・うまく晴れの日に行きたいものである。