連日暑い日が続いているものの、大気が不安定だったりして、遠くの山へ行き損ねている。
そこで今回は真夏の丹沢で花を探すことにした。
昨年2箇所で見つけたレンゲショウマが今年どうなっているか見に行きたい。まだ早いかと思ったが、次いつ行けるかわからないし、とにかく行ってみることにした。
こんな暑い日、本当なら沢を歩きたいところだが、今回は暑さを覚悟で登山道を歩くことにした。目的は花に限定してしまったので、標準レンズは持っていかず、マクロレンズと望遠レンズを持っていった。
それでは・・・
まずはトンボソウ。終わりかけた花が多く、今年は例年より早かったかと思ったが、まだ見頃の花もあったので間に合った。
お次はバイカツツジで、実は初見の花。もうとっくに終わってしまったと思っていたのだが、偶然まだ咲いてるのが目にとまった。
そして、今回一番のサプライズ。「ネイチャーガイド 丹沢の自然図鑑」に写真が掲載されているのを見ても、普通の人はまずお目にかかることはないだろうと思っていた。まさか、この花に出会える日が来るとは夢にも思わなかった。
拡大してみると、確かにエビネと似ている。
こういう花が今後少しずつでも増えていってほしいものである。
オトギリソウはあちこちで咲いていた。
ヤマホトトギスも咲き始めていた。
シモツケソウはあちこちで。
キントキヒゴタイかと思ったが、総苞片が反り返っていない。タンザワヒゴタイかな?
この写真では判別しづらいだろうけれど、わかる方いらっしゃったら教えてください。
すでにヤマトリカブトも咲き始めており、まだまだ暑いけれど山の花は秋めいてきた。
マルバダケブキもいっぱい咲いていた。
ゲンノショウコとよく似ているが、葉が3全裂していたのでコフウロ。
下ばかり見ていると気がつかないが、ふと見上げると樹幹にイワギボウシが着生していた。同様にマツノハマンネングサも見かけたが、写真を撮るにはちょっとだけ高かった。
レンゲショウマは昨年見つけたからといって、今年も簡単に見つかるなどとは期待していなかった。まだ時期が早いかとも思った。とりあえず昨年見つけたと思しき場所は特に注意してみたが、そう簡単にはいかなかった。
やっぱりむずかしいかな~とも思ったが、その後、あっさりと登山道上で見つかった。昨年見つけたのは2箇所とも植生保護柵の中だった。柵の近くならいいが、離れたところだと近づいてみることができないので、今回は望遠レンズを持っていったのだが、今回は柵の外で見つかったのだった。そういえば、昨年よりもヤブが増えたかなとも思ったが、本当にそうかどうかはわからない。
一旦レンゲショウマを見つけてしまうと、ホッとして集中力も途切れてくる。以後、ほとんど花を見つけられなかった。
それでももう一箇所でレンゲショウマを見つけた。
結局、今回も2箇所でレンゲショウマを見つけたが、いずれも柵の外だった。登山道沿いにあっさりと見つかったわけである。柵の中まではあまり注意がいかなかったが、きっとどこかで咲いているだろう。
今後も少しずつでも増えていってほしいものである。
どの花の写真もよく撮れていますね。その辺の植物図鑑より特徴がよく分かります。
望遠とマクロか、本体とあわせて・・・万円。あきらめて自分の目の中に残すだけにします。体力の無くなった体と、皺の少なくなった脳みそではメモリー不足ですが一生懸命覚えるようにします。
一眼レフを買ったことによって、方向性が変わったというか・・・
コンパクトデジカメでも普通に写真は撮れるのですが、はまってしまったかな。