電子書籍の規格争いの行方は?

通信機能がないことがとやかく言われるが、個人的には気にしていない。 新聞や雑誌を読むとかいうならともかく、小説を読むのが目的だから、読みたい本をパソコンで購入すればいいのだ。 電子書籍を購入するのにソニーのリーダーストアーを利用する必要もない。 ソニーのリーダーストアーで購入する場合、専用のソフト「eBook Transfer for Reader」を使ってダウンロードした電子書籍をリーダーに転送することになるが、一般の電子書籍サイトで購入した場合は、パソコンにダウンロードして、それをリーダーにコピーすれば読むことができる。(専用ソフトを使う必要はない。) いちおう、パソコン上でも読むことができる。 ソニーリーダーは、XMDF、EPUB、PDF、Textに対応している。海外版ではEPUBが標準形式であり、XMDFには対応していない。日本版の発売時点ではEPUB形式は日本語の縦書き表示に対応していなかったこともあって、今のところXMDFを標準としているようである。 しかし、今年5月に登場予定のEPUB 3.0では日本語の縦書きなどにも対応することになっている。 GoogleやApple、ソニーなどが採用しているEPUBは電子書籍の世界的な標準規格とも言われており、今後、日本でも増えていくのだろうが、日本における規格争いがどのような成り行きになるかはわからない。 今のところ複数の規格の電子書籍が販売されているので、電子書籍リーダーもなるべく多くの規格に対応していた方がいいだろう。ソニーリーダーの場合、「.book」(ドットブック)に対応していないのが、ちょっと残念なところである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください