5インチのポケットエディションと6インチのタッチエディションがあり、電子ペーパーの解像度はどちらも600×800ドットになっている。
ということは、表示される文字数はどちらも同じかと思ったら、そうではなかった。
文字サイズはXSからXXLまで6段階で変えられるが、5インチでも6インチでも文字の大きさは同じに表示されるようになっている。だから、6インチの方が5インチよりも文字数が多く表示される。
しかし、基本的に画面に表示される文字数は少ない。5インチのポケットエディションは文庫サイズとはいうものの、電子ペーパーは文庫本よりも小さいから、文庫本と比べてずっと少ない文字数しか表示されない。だから、文字サイズを一番小さくしても、ページ数は非常に多くなる。
本体に入っているユーザーガイドはゴシック体のためか、小さな文字も読みやすい。
小説の場合は、普通、明朝体だろうが、電子書籍ではゴシック体と比べて見づらくなるようである。
本体の大きさはそのままで電子ペーパーを極力大きくし、解像度も上げて紙の本と同じくらいの文字数を表示できるようにしてほしいものである。
PDFの場合、ページのレイアウトが固定されているので、5インチでも6インチでも表示される文字数に変わりはない。当然、6インチの方が文字が大きく表示されて読みやすいということになる。
パソコン用に販売されていたPDF形式の電子書籍もソニーリーダーにコピーしてみたところ、画面が小さいので文字も小さく、ちょっと読みづらかった。
明朝体だと線が細いので読みづらいと思ったが、画質の調整で濃くしたり暗くしたりすれば、多少読みやすくなった。
また、ページモードで余白カットすると、わずかに文字が大きくなった。
そして、なんとかそこそこ読めるようになった。以前、携帯電話で読んだのと比べたらはるかに読みやすいことは言うまでもない。
しかし、ページめくりは遅くて、画面を1回なぞっただけではめくれず、もう1回なぞらなければならなかったりする。ファイルにもよるのかもしれないが、PDFは重いと感じた。