滝の撮影をするのに三脚を持っていったこともあったが、山へ行くのに極力荷物は少なくしたいから、ほとんどは「ブレーヌ」という携帯に便利な一脚を利用していた。
(「ブレーヌ」については、下記のページを参照。)
http://tanzawa.xrea.jp/archives/140
これを利用すれば、シャッター速度1/8秒ぐらいで撮影しても、失敗は少なかった。
ところが、昨年末にカメラと標準ズームレンズを買い替えてからというもの、目に見えて失敗が多くなった。
手ブレ写真のオンパレードである。
カメラの高画素化が進んだことが最大の原因と思われた。
約1010万画素から約1790万画素に大幅にアップしてしまったのだ。
このためにちょっとしたブレもはっきりと結果に現れてしまうのだと思った。
それで、やむなく普通の一脚を購入して持ち歩くようになったのだが、荷物になるし、撮影の度にセッティングしなければならないので、ちょっと面倒である。
9月11日の新茅ノ沢は、前回、各滝で写真を撮っていたので、数ヶ所で「ブレーヌ」を使用して撮影するにとどめたのだが、やっぱり失敗が多かった。
シャッター速度を1/10秒とか1/15秒などと少し速くして撮影してみたが、やはり失敗は多かったし、座り込んで肘をつき、手ブレしないように撮ってもけっこう失敗した。
ここで一つ疑念が浮かんだ。
本当にこのレンズの手ブレ補正は機能しているのだろうか?
念のため、手ブレ補正をオフにして撮ってみたら、結果はほとんど変わらなかった。
今まで、失敗写真は自分の腕のせいだと思っていたが、本当にそうなのか?
手ブレ補正付きのレンズは他にも望遠ズームやマクロがあるので、これらのレンズとも比較しながら、検証していくのがよさそうである。
しかし、もし手ブレ補正が正常に機能しているとしても、従来失敗の少なかったシャッター速度で失敗ばかりするようなら、あまり意味がないのでは・・・という気がする。
(蛇足)
そもそも、1800万画素なんて本当に必要なのだろうか?
私のプリンターはA4判までしかプリントできないが、A4判でプリントすることはまれである。(普段は2Lサイズでしかプリントしていない。)
A4判でプリントする場合、1000万画素でも十分だと思っているので、はっきり言って、私にはオーバースペックである。
最近はコンパクトデジカメでさえ1000万画素を超えるものが多いが、「必要以上の高画素化はもうやめたら?」と言いたい。