滝の写真を撮ろうと思ったら、三脚は必須である。
しかし、山へ持っていく荷物はできるだけ少なくしたい。
荷物にならないが、それなりの効果があってよいと思ったのが、下の写真の「ブレーヌ」である。
(写真左は取扱説明書、右下がブレーヌ本体で、いつも右上のポーチに入れてザックの中にしまってある。)
丸めてしまえば手の平に収まってしまうので、携帯に便利な一脚である。
案外、簡単な構造で、カメラ取り付けネジとベルトからなっている。
ブレーヌ上部にあるカメラ取り付けネジでカメラに取り付け、下部の輪の中に足を掛けて踏みつける。
そして、ベルトがピンと張るように長さを調節するだけである。
手ブレ補正付きのレンズと併用して使っているが、シャッター速度1/8秒程度なら、失敗は少ない。
滝の撮影に限らず、山では薄暗くてシャッター速度が遅くなってしまうようなことも少なくないから、けっこう重宝しており、まさに山で写真を撮る人向けのアイテムだと思った。
それで、以前、山や鳥の写真を撮っている人に見せたところ、「これは使えそうだ」ということで、さっそく買いに行ったそうだ。
しかし・・・「ブレーヌ」は昨年生産中止になってしまったとか。
いいアイテムだと思ったのに、知名度が低すぎたか?
ちなみに、ストック兼用の一脚というのもあるが、ストックとして使えるとしても荷物になることに変わりはない。
棒状ではなく、ひも状の一脚というのは、アイデアものである。