立山で一度リセットされてしまった時計は、その後も動いていたが、電池の寿命と思われた。ライトがつかなくなったし、電池の寿命なら早いところ交換したい。それで、ちょっといじっていたら、何も表示しなくなったので、電池交換に行ったのだが・・・
電池を交換しても時計は動かなかった。
そこで新しい時計を買うことにした。
これまで使っていた時計はペースセンサーが内蔵されていて、1分あたりの歩数(ピッチ)を表示し、歩幅をセットしておけば、おおまかな走行距離も表示するというものだった。(歩幅は走るペースによって変わってくるので、正確な距離がわかるわけではなかった。)
個人的には走りながらリアルタイムでピッチを確認できるので大いに役に立っていた。
レースではスタート時に周囲に引っ張られてオーバーペースで走ってしまうことがある。1kmごとに距離表示がある大会なら、早い時点で自分本来のペースに落ち着かせることもできるが、距離表示は5kmごとという大会が多い。しかし、5km走って初めてオーバーペースに気づいてペースを修正するのでは遅いのだ。
レースや練習時のデータを蓄積しておくと、レースでどの程度のピッチで走ればいいかというのがわかる。そして、スタート直後はピッチを確認しながら走ることによって、目標に合わせた最適なペースで走っていくことができたのだった。
今もペースセンサー内臓の時計はあるようだが、今回ほしいと思った時計にはペースセンサーはついていなかった。しかし、サブスリーを目指しているわけではなく、それどころかフルマラソンを走る予定もないので、まあいいかと思った。
そして、今回購入した時計は電池交換も時刻合わせも必要のないソーラー+電波時計である。ラップメモリーは30本から120本に大幅に増えた。(30本でも十分だとは思うが。)
これはいい! と思ったのだが・・・
当然できると思っていた目標タイムのセットができなくなっていた。
レースでは5kmごとの目標タイムを設定して走るものであり、これまでは、5kmごとの目標タイムにアラームを鳴らしていた。基本的な機能だと思っていたのだが、最新の時計でそれができないとは思いもしなかった。今はもうレースといっても青梅マラソンを走るぐらいのものなので、ほとんど問題はないのだが、この機能がついていないのが意外にも思えた。