台風一過の晴天となり、展望もよさそう。そして、稜線上の紅葉も今が見頃と思い、西丹沢から主稜を縦走することにした。
西丹沢自然教室に行くと、ゴーラ沢出合で沢が増水していて引き返してきたという人の情報があった。そこで、ちょっと川の様子を見に行ってみたが、大したことはなさそうだったので、予定どおりツツジ新道を登っていくことにした。
ゴーラ沢出合では増水していたので、靴を脱いで渡らなければならなかったが、たいした水量ではなかった。しかし、ちょっと時間を食ってしまった。
西丹沢→檜洞丸→蛭ヶ岳→丹沢山→塔ノ岳→大倉
ツツジ新道の上部ではシロヤシオがきれいに紅葉していた。
気持ちの良い晴天で、富士山もよく見えた。
予定よりも遅れていたが、檜洞丸から蛭ヶ岳へ向かう。
臼ヶ岳まで行くと蛭ヶ岳がよく見えるが、この頃にはすっかり雲が広がってしまった。
あちこちで真っ赤に紅葉した木々を見かけるが、たいがい登山道から離れたところで、間近で見られない。
今回は派手に赤くなったシロヤシオが多かった。
蛭ヶ岳への登りではあちこちでリンドウが咲いていた。しかし、蛭ヶ岳から先でも見られるだろうし、写真は撮らずに蛭ヶ岳へ登ることを優先する。あまり時間に余裕がなかったのである。
蛭ヶ岳に登るとホッと一息。まだまだ先は長いが気分的にちょっと楽になる。
丹沢山への笹原の登山道のどこかでリンドウの写真を撮っておこうと思ったら、皮肉なものでいい感じに咲いていない。(こんなものである。)
塔ノ岳の北面ではまた鮮やかな紅葉が見られた。
塔ノ岳到着はやっぱり遅れて、山頂には登山者の姿はない。
急いで大倉尾根を下っていきたいところだが、疲れもあってペースは上がらない。
下っていくにつれ、遅くまで歩いている登山者をチラホラ見かけた。
見晴茶屋からはヘッドランプを点灯して下っていった。