南面の雪はかなり融けてしまったらしいが、上の方はまだけっこうあるらしい。それで、宮ヶ瀬から登っていこうかと思ったが、天気が良く眺めが良さそうなので、大倉から登って展望を楽しみながら丹沢山まで行くことにした。
大倉尾根の下の方はすっかり雪が融けてしまった。駒止茶屋の手前で登山道が凍っていて滑りやすかった。このあたりから少しずつ雪がでてきたが、全般的には少なかった。
花立まで登ると、富士山もくっきりと見えた。周辺の山もまだけっこう白い。
花立の先のヤセ尾根部分も特に問題なくあっさりと通過。その先でようやく雪が多くなってきて、おもしろくなってきた。
塔ノ岳山頂に到着すると、展望を楽しんだ。快晴で富士山や南アルプスがくっきりと見えた。蛭ヶ岳方面はまだまだたっぷり雪がありそうである。
大倉→塔ノ岳→丹沢山→塔ノ岳→鍋割山→大倉
展望を楽しんだ後は、丹沢山へ向かう。
登山道にはたっぷりと雪があるが、塔ノ岳からの下りは滑りやすいので、軽アイゼンをつけることにした。雪はしまっており、キュッキュッと気持ちよく踏みしめながら歩いていった。
丹沢山に到着すると、縦走路をちょっとだけ進んで、不動ノ峰や蛭ヶ岳方面の展望を楽しんだ。
丹沢山の山頂はまだ雪が多く、ベンチがすっぽり埋もれているほどだった。掘り出されているベンチがあったので、ここで昼食。
丹沢三峰に向かえば、さらに雪が楽しめそうではあったが、今回は鍋割山稜の状況を確認したかったこともあり、塔ノ岳へと引き返した。
塔ノ岳に戻って、表尾根や大山方面を眺めると、その向こうに相模湾や東京湾が青く見えた。
鍋割山稜は雪が融けてぬかるんでいるところもあったが、雪が残っていて、楽しみながら歩けるところもあった。小丸から先の方が案外よかったようである。
鍋割山からの下山路は、部分的には雪が残っていて、すべりやすいところもあったが、おおかた雪は融けてしまい、ぬかるんだところも多かった。