塔ノ岳から北の稜線は最近歩いていなかったので、今回は久しぶりに歩いて花を探すことにした。
まずは大倉尾根を登っていくと、アカショウマが咲いていた。季節は夏へと移りゆく。
ヤマツツジはまだまだ咲いている。
ツルシロカネソウもまだまだいっぱい咲いていた。
晴れ間が広がると、緑と相まってきれいな季節である。
クルマバツクバネソウを2箇所で見かけたが、いずれも花は付けていなかった。
蛭ヶ岳まで行くこともできたが、目前に見えるところまで来たところで引き返すことにした。なるべく早く帰りたかったし、この先進んでもおそらく見るべきものもないだろうと見切りをつけたのである。
標高の高いところではまだトウゴクミツバツツジが咲いていた。
不動ノ峰休憩所は新しく作り替えられてから初めて来た。休憩所にしては随分立派な建物である。
普通は標高の低いところで見るササバギンランが1400m以上の高所で咲いていた。
キンランも見つけたが、もう花は終わりだった。
折り返してからは登りがきつかった。歩くペースも落ちて、大倉に下山したときにはすでに5時を過ぎていた。悲しいかな、だんだん体力が落ちてきている。蛭ヶ岳に行くなら、大倉からのピストンではなく、焼山まで縦走してしまうか、西丹沢から大倉に縦走するほうがまだいいだろうか?(これも実際にはきついだろうが)