2007年2月に開催予定の東京マラソンと青梅マラソンが共存共栄できる方法について、(冗談半分で)考えてみた。
東京マラソンの参加費を1万円ぐらいのバカ高い金額に設定するという方法である。
これだけ高ければ、さすがに私も参加しようとは思わない。
だから、青梅マラソンもさほど大きな打撃は受けないのではないか?
これだけ高いと、3万人も参加者が集まるかどうか疑問だが、都心を走る大会ということで、全国から多くのランナーが集まるかもしれない。
参加費1万円というのは、もちろん、冗談として考えたのだが、もしかして、これは冗談ではなくなるかもしれない。
大会規模が大きくなれば、それだけ費用も大きくなる。
仮設トイレだって、相当な数を用意しなければならない。
スタート地点とゴール地点が離れているから、参加者の荷物を運ぶのもたいへんだろう。
給水所だって、通常より大量の水と人を確保しなければならない。
将来のオリンピック開催を視野に入れているようだから、宣伝にも相当お金をかけるのかもしれない。
フルマラソンの参加費は一般に高くても5000円以下だが、東京マラソンは本当に1万円ぐらい取るかもしれない。
都心で長時間にわたって、交通を遮断するのは難しいことだが、3万人規模の大会とするなら、制限時間は5?6時間にしなければならないだろう。(制限時間が4時間なら、誰でも参加できる大会とはいえなくなるし、3万人も集まるはずがない。)
となると、テレビ中継するにはちょっと早い時間となるが、スタートは午前9時頃だろうか。
スタート30分前には荷物を預けて、スタート地点に並ばなければならない。トップクラスの選手はともかく、市民ランナーは、寒い中しばらく待っていなければならない。
(参加費が高くなければ)記念すべき第1回の大会に参加したいとは思うが、第1回というのは大会運営に関しても不安があるから、考え物かもしれない。
2003年の東京国際女子マラソンの際、同時開催された市民マラソンなど、たかが2000人規模の大会にもかかわらず、給水所に水がほとんどなかったという惨憺たる例もある。この時は、11月としては異様に気温が高かったのだが、その程度のことに対応できないのでは話にならない。
交通規制の問題だけでも3万人規模の大会というのは非常に難しそうな話だが、参加者が満足いくような形で開催することが本当にできるのか、なんとも心許なく感じてしまうのは私だけだろうか?