以前から日向山や尾白川渓谷には行きたいと思っていたが、バスがないことから行けないでいた。かつて甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根を登ったときは白須から歩いてしまったが、今はそんな気にならない。
しかし、最近、JR小淵沢駅と南アルプス・八ヶ岳方面への登山口とを結ぶシェア型登山タクシーが運行されるようになったので、これを利用しようと思っていたのである。
尾白線と観音平線があり、どちらも片道1,000円で定員は6名。小淵沢駅を9時ちょうど発で、乗車時間は約20分。
9時25分、尾白川渓谷駐車場からスタート。
9時53分、矢立石登山口に到着。マイカー利用の場合はここまで車で入れるので、ここから人が増えた。
なお、矢立石登山口から錦滝方面の林道は崩落のため通行止め。また、山頂先の雁ヶ原から錦滝への登山道も通行できず、日向山への登山道は、矢立石登山口から山頂の往復のみとなっていた。
山頂までひたすら樹林帯を歩き、途中で展望が開けるところはない。
10時40分、日向山の山頂に到着。
日向山は山頂付近は花崗岩のザレ場となっているのが大きな特徴で、八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳などの展望台となっている。
今回は天気に恵まれて素晴らしい展望を楽しむことができた。
11時30分、山頂を出発。登ってきた道を下っていった。
今回、小淵沢からのタクシーは片道しか予約できなかったので、帰りのバスが問題だった。白州から韮崎行きのバスに乗るしかないかと思ったが、北斗市民バスも利用できることがわかっていた。
ともかく、尾白川渓谷駐車場に下ってもしょうがないので、 矢立石登山口から登山道をさらに少し下った後は林道を歩いて行った。林道から一般道に出て、白州中学校まで歩いたところでバスに乗ることにした。12時40分、白州中学校に到着。
北斗市民バスは1乗車200円で、白州中学校から長坂駅までこのバスに乗っていった。(マイクロバスで私の他に1人しか乗車していなかった。)
帰りのタクシーも予約できていたら、尾白川渓谷を歩くか、日向山の先にある鞍掛山まで登ることも考えていた。しかし、尾白川渓谷については、千ヶ淵先の渓谷道法面工事のため、吊り橋先から千ヶ淵先までの渓谷道が通行止めとなっていて、旭滝・百合ヶ淵へは、尾根道からの迂回路を利用となっていた。