サブスリーは多くの市民ランナーが目標とするところだが、簡単には達成できない。その理由は練習量を確保することが難しいからであろう。目安として月間300km程度は走らなければならない。1日平均10kmである。休日はともかく平日はむずかしい。サブスリーを目指すなら、なんとか工夫してでも練習量を確保しなければならない。生活パターンをランニング主体にするつもりで取り組む必要がある。
さて、それなりの練習量を確保できたとして、それでサブスリーを達成できるとは限らない。あっさり達成できればいいが、もう少しというところでなかなか達成できないという人も少なくないだろう。私の場合、3回目のレースで3時間10分を切ったが、サブスリーを達成したのは10回目のレースだった。
フルマラソンには35kmの壁がある。30kmまでのレースであれば、前半多少オーバーペース気味に走っても、終盤極端に落ちこむことはない。しかし、フルマラソンの場合、終盤疲れがたまってくると、一気にペースダウンしてしまう。
終盤ペースが落ちることを考えて、前半貯金をつくっておこうと思う人もいるだろう。
しかし、フルマラソンでは前半の貯金など大した意味は無い。バテてしまえばあっという間に貯金など使い果たしてしまうからである。
前半貯金をしようとがんばった分のつけは、必ず終盤に疲れとなって出てくるから、前半はできるだけ抑えて、ギリギリのペースで行って、最後まで走りきる。その方がサブスリーを達成できる可能性が大きいのではないか。
実際、私がサブスリーを達成したとき、中間点の通過は1時間29分台のことが多かった。
調子のいいときは後半に自然とペースが上がって、ベストタイムは2時間56分台だった。
前半同じように走っても、終盤ペースダウンしてしまうこともあった。同じような練習をしていて、レースでも同じペースで走っていきながら、いいときは後半ペースが上がるし、悪いときは終盤ペースダウンした。この辺、なかなか微妙なところである。
もちろん、私がそうだったからといって、他の人にもすべてこれが当てはまるとは限らない。しかし、私個人的には1kmあたり4分15秒のイーブンペースで走っていくのが一番だと思うのだ。
(もう少し書き足すかも・・・)