2月8日は都心でも20cmを超える積雪で記録的な大雪となった。
そうなると、山ではどれだけ雪が積もったか気になるところである。
なるべく雪のあるうちに登っておきたい。
今回は手っ取り早く大倉尾根を登ることにした。
今回は雪が多いことを期待して、登山靴を履き、ストックを持って行った。
軽アイゼンは必要に感じたところでつけることにして登っていった。
駒止茶屋への登りはけっこう急坂で下りならアイゼンが必要と思ったが、登って行く分には大丈夫だったので、アイゼン着けずにそのまま登る。
花立の先の馬ノ背も問題なかったので、アイゼン着けないまま登っていった。
金冷シから先はしっかり雪がついていて、ようやく雪を楽しめる感じになった。
朝のうちはくもっていたが、次第に晴れ間が見えてきて、富士山も見えてきたのだが、まだ雲は取れなかった。
塔ノ岳から丹沢山へ向かう。
軽アイゼンをつけようかとも思ったが、塔ノ岳から先、雪が多ければ、アイゼンを着けなくても歩いて行けそうだったので、とりあえず先を急ぐことにした。最初の下りで足を滑らすこともなく下って行けたので、結局、丹沢山への往復はアイゼンなしですませてしまった。
塔ノ岳から丹沢山へはたっぷり雪があった。たいした風は吹いていなかったが、さすがに空気は冷たい。
ときおり青空ものぞいたが、かと思うとまたくもってしまったりで、すっきりしない。
丹沢山の山頂はけっこうな積雪で、指導標もかなりの部分が埋もれていた。ベンチが1つ雪かきされていたので、ここで軽く昼食。
丹沢山から塔ノ岳へ引き返す。
不動ノ峰はときおり晴れ間がのぞいて不動ノ峰が見えても富士山の雲がなかなか取れなかった。
塔ノ岳から金冷シまではそこそこ雪があったので、下りでもなんとか足を滑らせることなく歩いていった。
金冷シから鍋割山稜へ向かう。
鍋割山稜は思ったほど雪がなかった。
すでに地肌が露出して、泥んこぐちゃぐちゃになっている箇所もあった。
後半、雪を逃げて、登山道を外してトレースがつけられてしまっていた。なんだか随分いい加減につけられてしまったようで、登山道が荒れる原因となりそうである。
鍋割山でしばし休憩。
そして、下山しようという頃、富士山にかかっていた雲が取れていた。最後になんとか富士山が見えたのだった。
鍋割山からの下山路は、一旦雪が消えたと思ったら、また出て来たりして、積雪は一様ではないようだった。
大倉→塔ノ岳→丹沢山→塔ノ岳→鍋割山→大倉