今回は2年ぶりに鉄砲沢を遡行することにした。
一昨年、右俣を遡行した際、間違った枝沢に入ってしまったので、今回こそ予定どおりに詰めることにしよう。
玄倉から林道を延々と進む。ユーシンまで10kmだが、鉄砲沢はさらにその先なので、道は長い。
途中、ケイワタバコがいっぱい咲いていた。
玄倉→ユーシン→鉄砲沢→茅ノ木棚沢ノ頭→鍋割山→大倉
鉄砲沢に下りるとすぐに堰堤を右から越える。
河原を少し歩いていくと、2つめの堰堤登場。左から越えるが、あと1つのスタンスが足りず難儀した。
これさえ越えれば、あとは問題ない。
堰堤の上は釜に入って小滝を登る。
もう一つ小滝を登ると、3つめの堰堤が現れるが、これは左から問題なく越えられる。
そして、いよいよこの沢のハイライトの連瀑帯となるのだが・・・
すごい倒木!
昨年か一昨年の大雨でいくつも倒木が横たわっていた。
せっかくいいところなのに、残念な眺めである。
その後もところどころで倒木があったが、沢が左に曲がった奥にある滝にかかっている大木は以前からあるものだ。
倒木は多かったが、この沢はナメが多く、ヒタヒタと気持ちよく歩いていく。
この沢では数少ない滝。
やがて二俣。
右俣のほうが簡単なので、右俣へ進む。
少し行くとまた二俣で、一昨年は勘違いして右に入ってしまったので、今回は左へ入る。
さらに進むとまた二俣で、左の方が谷が深いが左へと曲がっていって、クサリ場の方に突き上げていきそうなので、右に入る。
茅ノ木棚沢ノ頭の隣のピークから北に延びる尾根の鞍部を目指す。
こちらは詰めもなだらかで、あっさり目指す鞍部にたどり着くと、踏み跡のある尾根を登る。踏み跡があるとはいえ、急斜面で立木や木の根をたよりに登っていくと、やがて稜線にたどりつく。
ここからは登山道を鍋割山へ向かう。
あちこちでコアジサイが咲いていた。
鍋割山でしばらく休憩した後、大倉に下山。
めぼしい花はないかと思ったが、久しぶりにクモキリソウを見つけた。