源次郎沢

日付 :2008/04/29
コース:大倉→源次郎沢出合→源次郎沢→花立山荘→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 一昨日は準備が整わなかったことから、とりあえず山に行ったというだけに終わってしまった。本当は、今回のコースを行こうかと思っていたのだ。で、今日は一昨日のリベンジというか、行こうと思っていたところに行くことにした。

 思ったほどいい天気でもなかったが、ゴールデンウィークということで丹沢に訪れる人も多く、大倉行きのバスは臨時便が出ていた。
 新茅荘の前の広場では沢登りの準備をしている人たちがいた。新茅ノ沢を遡行する人たちだろう。今日は他の沢もけっこう遡行する人たちがいるかもしれないと思った。

 書策新道に入るとすぐに源次郎沢入口の標識があるが、この上には堰堤があるので、もう少し登って堰堤を越えてから沢に下りる。
 遡行を開始して、まもなく小滝登場。いちおう、これがF1。

源次郎沢F1
源次郎沢F1

 次に現れるのが4段のF2。4段というより、小滝の連続といったほうがいいだろうか。特にむずかしいところもない。

源次郎沢F2
源次郎沢F2

 続いて、左から大岩がせり出したところに出る。ちょっと登りかけるが、どうやらこのあたりがF3らしいとわかり、戻って写真を撮る。

源次郎沢F3
源次郎沢F3

 源次郎沢は、小滝が多く、初級者向けの沢で楽しめるが、まだあまり濡れる気にはなれないので、あまり濡れないように適当に巻きながら登っていく。
 しばらくすると、源次郎沢で最も大きな滝が現れる。
 F4(8m)は二条に流れ落ちており、右の方が少し高い。なかなか見事な滝である。
 当然、左から巻いていく。大岩の下から登って、大岩の左を回り込んで登る。

源次郎沢F4
源次郎沢F4

 F4の上で二俣になり、右俣に入る。
 右俣にはいると、まもなく3段10mのF5である。
 下段を問題なく登って、上段は左から巻く。落ち口へのトラバースは外傾していて一瞬緊張したが、慎重にいけば、あっさり通過。

源次郎沢F5
源次郎沢F5

 F5より上は徐々に水が少なくなっていき、やがて涸れる。
 靴を履き替えることにしてちょっと休憩。軽く昼食にした。
 涸れ棚のF6は特に問題なく真ん中から登る。

源次郎沢F6
源次郎沢F6

 F7はプレートがかかっているだけで、すでに滝の形をなしておらず。
 その先で二俣になり、左に行く。
 F8は4m+4mのチムニーの滝でチムニーを登れそうだが、あまり信頼できない靴だったので、右から巻いていく。上段は下段よりも狭くてザックが当たりそうなので、やっぱり右から巻いていく。

源次郎沢F8
源次郎沢F8

 F9はCSの滝で、左壁に残置シュリンゲがあるが、当然、左から巻いていく。

源次郎沢F9
源次郎沢F9

 源次郎沢の上部は涸れ棚の連続である。
 F10のプレートを越え、さらに登っていったが、涸れ棚を左から越えようとしてそのまま左に登ってしまったら、傾斜がきつくなった。
 それでも、なんとなく歩かれた跡があるのは、遡行者の多い源次郎沢ならではといったところか。
 やがて、植林帯に入り、それを抜けると、大倉尾根の花立山荘直下の登山道に出た。柵があるので、登山道に沿って少し登って、花立山荘のところで登山道に出る。
 当初の予定では、源次郎尾根に出るはずだったのだが、終盤、左に登ってしまったのが間違いだったようである。もう少し忠実に沢を詰めていくほうがよかったのだろう。
 なお、今回、源次郎沢では誰にも会うことはなかった。

 塔ノ岳に登った後、鍋割山へ向かう。ゴールデンウィークでどちらの山頂も登山者の姿が多かった。鍋割山で休憩後、大倉に下山したが、今日は走っている人たちも何人か見かけた。

 某所でイカリソウが咲いていた。今回は荷物が多かったためマクロレンズを持っていかなかったのがちょっと悔やまれた。

イカリソウ
イカリソウ
丹沢・駆け巡り > 丹沢ランニング・レポート > 2008年 > 2008/04/29(源次郎沢)