3日目の朝食はお弁当にして早出することにした。
混雑を回避したいということもあったし、ゆっくりしていると帰宅が夜になってしまうので早めに下山したかったということもある。
3時半頃には起きて、出発の準備をし、小屋の中でお弁当を食べた。
東の空はすでに赤くなっており、明るくなり始めていたが、登り始めは険しい岩場なので、ヘッドランプをつけて出発。ちょっと雲が多めだった。
奥穂高岳への登り始めはハシゴも設置されているなど、けっこうきつい岩場だが、しばらく登ると歩きやすい道になる。しかし、登っていくうちにガスの中に入ってしまい、御来光はむずかしくなってしまった。
ちょうど日の出となる頃に奥穂高岳の山頂に到着したが、ガスの中では日の出は見られなかった。しかし、その後、まもなくガスの中から太陽が見えてきた。
そして、ガスが流されると、槍ヶ岳が眺められた。見たかった眺めである。
時間とともにガスが流されて、次第に晴れてきた。
山頂でしばらく展望を楽しんだ後、奥穂高岳から吊尾根を前穂高岳へ向かう。
前穂高岳へは紀美子平で荷物をデポしていく人が多いのだが、荷物を背負ったまま前穂高岳へと登っていった。前回訪れたときも荷物を背負っていって、問題はなかったので大丈夫だろうとは思った。しかし、岩場の登りであり、帰りのことを考えると、荷物を置いていけばよかったかと思った。
前穂高岳の山頂でしばらく展望を楽しんだ。
前穂高岳からの下りは特段問題なかった。
紀美子平まで戻ると、上高地目指して重太郎新道を下っていった。いきなりクサリ場のクサリとなり、その後もところどころにハシゴが設置されていたりするが、特段問題はない。ひたすら下っていく。
途中、雷鳥広場、岳沢パノラマ、カモシカ立場といった休憩ポイントで展望を楽しんだ。
岳沢小屋まで下ったところで、ジュースを買って休憩。
かなり下ってきたが、上高地まではまだまだ長い。しかし、傾斜も緩くなってくるので、ちょっとペースを上げていく。
やがて、上高地の自然探勝路に入ると、観光客が多くなる。そして、ゴールも近い。
上高地バスターミナルに到着すると、まずは帰りのバスの整理券をもらった。
それから、梓川のほとりに歩いていった。靴下を脱いで水の中に足を入れてみたら、冷た〜
その後、着替えて、昼食を食べた後、帰途についた。
穂高岳山荘(4:16)→奥穂高岳(4:45-5:05)→前穂高岳(6:30-6:48)→岳沢小屋(9:03-9:09)→上高地(10:36)