今年は例年になく早く梅雨明けした。おかげで、海の日の3連休は絶好の夏山日和となった。
このチャンスにすかさず北アルプスへ行くことにした。北アルプスはまだ行ったことのない山がいくつもあり、次は立山・剱岳方面かとも思っていたのだが、今回は久しぶりに槍・穂高連峰を歩くことにした。2004年に縦走していたが、あれから7年も経ってしまったので、また行きたいと思ったのだ。
夜行のムーンライト信州で松本まで行き、電車・バスを乗り継いで、早朝、上高地に到着。
朝の上高地はひんやりとしていた。朝食を取り、トイレに行ったりして、準備する。忘れずに日焼け止めを塗っておく。
そして、上高地からスタート。
まずは、お馴染みの河童橋から穂高連峰を眺める。
自然探勝路を明神、徳沢、横尾と歩いていく。距離こそ長いが、ほとんど水平の道なので、横尾まで歩いてもわずかに100m程度しか登っていない。
横尾でちょっと休憩して出発。
横尾を過ぎると、ようやくちょっと登山道らしくなってくるが、本格的な登りはまだまだ先である。
延々と歩いて、槍沢ロッヂに到着。(ここまで来てもまだ300mぐらいしか登っていない。)槍沢ロッヂでは水を補給できるので、たっぷり飲んで補給していった。
槍沢左岸の登山道を延々と登っていくと、やがて雪渓が現れてきた。まだ7月中旬とあって、以前歩いたときよりも雪が多く残っていた。そして、部分的には雪渓を歩いていくところもあった。
天狗原の分岐を過ぎ、さらに登っていく。その先でも何度か雪渓を横断する箇所があった。
湧き水の出ているポイントでは多くの人が休憩しており、私もここでたっぷりと水を飲んで休憩した。
槍沢は距離こそ長いが、危険箇所もないし歩きやすいルートと思っていたが、前半はほとんど水平で、後半になって次第に傾斜が増してきてきつくなるから楽ではない。槍ヶ岳山荘が見えてきても、そこにたどり着くには時間がかかった。最後の1kmは100mごとに槍ヶ岳山荘までの距離が書かれていたが、この100mが長く感じられた。
歩くペースもかなり鈍くなってしまったが、ついに槍ヶ岳山荘に到着すると、さっそく受付をすませた。そして、カメラだけ持って山頂へ向かった。カメラを岩にぶつけないように注意しながら登っていった。
槍ヶ岳山頂からは360度の展望を楽しむことができた。
夏休みを前にした3連休ということで、多くの登山者が訪れていたが、とりあえず布団は1人1枚だったので助かった。前夜はあまり眠れなかったし、今日は長い距離を歩いて、かなり疲れもあったので、早い時間から眠ることができた。
上高地(7:18)→明神(7:51)→徳沢(8:25)→横尾(9:05-9:10)→槍沢ロッヂ(10:07-10:10)→天狗原分岐(11:29)→槍ヶ岳山荘(13:33)