梅雨明けの発表はまだだったが、すでに夏空が広がり、3連休はずっと晴れという予報。この連休中に梅雨明け宣言されるのは確実である。
そこで、さっそく夏山第一弾で、南アルプスへ行くことにした。
昨年も計画していながら、直前になって北アルプスに予定変更して、雨にたたられる結果に終わった。
今年は最初から行くと決めていた。海の日の3連休にするか、その次の週にするか、はたまたその次にするかというだけで、とにかく行こうと思っていた。
そして、16日の天気予報を見て、3連休で行くことに決めた。
塩見岳方面はアクセスが不便である。
夏山シーズンには伊那大島から鳥倉登山口までのバスが出ているが、朝と昼の1日2便だけ。
朝一のスーパーあずさを利用した場合、上諏訪で飯田線に乗り換え、伊那大島到着が11時35分。伊那大島から鳥倉登山口までのバスが12時25分発である。
八王子から乗り込んだスーパーあずさはすでに大混雑で、自由席の列車には乗りきれないため、指定席の列車のデッキや通路にいくようにという駅の放送があった。
飯田線にもけっこうの数の登山者が乗っていたようだが、大半は駒ヶ根で降りた。
と思ったが、伊那大島まで行ったら、けっこう大勢登山者がいるではないか!
やっぱり、この3連休、どこの山も登山者が多そうである。
伊那大島の駅の近くにある食堂で昼食を取り、バスを待った。
やってきたバスはマイクロバスで、補助席を使ってなんとか全員乗ることができたが、満員である。山道を行くバスはスピードも出ず、ゆっくりと登っていく。
この連休、本当に登山者が多く、鳥倉林道のゲートの前には多くの車が止まっていた。
バスはゲートを越えて、鳥倉登山口まで入ってくれるのだが、ゲートの手前にいっぱい車が止められていて、道路にバスが通れるだけの幅が確保されていなかった。非常に迷惑な話だが、これらの迷惑車両のためにゲートを通過できずに歩かされるのではと心配したが、バスは駐車スペースの車の間を通って、なんとかゲートを通過することができたのだった。
バスは本当に登山口の前まで行ってくれた。
登山口の公衆トイレによって、午後2時30分、三伏峠に向かって登っていった。
三伏峠までのコースタイムは3時間。
三伏峠小屋のサイトを見ると、夕食が必要な人は午後4時までに到着のことと書かれていた。小屋の夕食を食べたかったので、急いで登ることにした。
くもっていたし、ひたすら樹林帯を登っていくので、写真は撮らずに急ぎ足で登っていった。登山道には、ゴゼンタチバナやオサバグサなどの花が咲いていた。
途中のコースタイムポイントでチェックすると、コースタイムの半分以下で登っていたので、なんとか4時までには登れそうだった。途中、水場があったので、顔を洗い、喉を潤していった。
そして、3時46分、三伏峠小屋に到着した。
夕食は4時半からということだったので、受付を済ませた後、カメラを持ってぶらっと散策。
お花畑があった。
小屋はけっこう混んでいた。
2畳のスペースに3人といったところだった。
が、予約していて来なかった人もいたので、がらんと空いているスペースもあった。
夕食に関しては、午後4時以降に到着した人も食べられたようである。遅く登ってきた人は、「早く食べてください」と言われていた。
夕日などまったく期待していなかったが、夕方になって、晴れてきて、テント場からは塩見岳を見ることができた。
小屋は7時半に消灯。
翌朝は早いので、早く寝ることにした。
鳥倉登山口(14:30)→三伏峠(15:46)