白峰三山縦走・後編

日付 :2006/08/21
コース:北岳山荘→間ノ岳→農鳥岳→大門沢下降点→大門沢小屋→奈良田

 前夜はほとんどまともに眠っていなかったので、さすがによく眠れた。
 3時半頃になると早出の人たちは起きて出発の準備を始めるため、目が覚める。
 夜明け前に外に出てみたところ、星は見えたが、雲も多かった。御来光も富士山も見えるかどうかわからないと思った。
 1回目の朝食は5時からだった。日の出は5時10分頃、というわけで、朝食の時間に重なってしまい、食堂から日の出を見ることはできたが、写真を撮ることはできず。(--;)
 朝食の後、いちおう日の出間もない写真を撮った。

朝日
朝日(北岳山荘から)

 5時40分、北岳山荘を出発。
 ちょっと雲は多かったが、周辺の山を眺めながら、間ノ岳へ向かう。
 2日目の行程はけっこう長いから急いでいく。奈良田を午後1時50分発のバスに乗るつもりでいった。これに乗り遅れると4時45分になるから、家に着くのは夜になってしまうのだ。
 北岳のあたりと比べて、間ノ岳・農鳥岳への縦走路は花の種類も少なく、トウヤクリンドウは朝のうちは花が開いていないから、景色を眺めるだけで、先を急いだ。

仙丈岳
仙丈岳
鳳凰三山
鳳凰三山
仙丈岳
仙塩尾根に雲がかかる
北岳と甲斐駒ヶ岳
北岳と甲斐駒ヶ岳
富士山
富士山

 6時34分、間ノ岳に到着。多少、雲は多かったものの、ここまでは周辺の山の眺めを楽しんでいった。登山者にもチラホラ会った。6時39分、出発。
 農鳥小屋へ向かって下っていくと、ちょっとお腹の調子が悪くなりそうだったので、お腹に手を当てていく。間ノ岳から先は登山者も少なくなる。農鳥岳から奈良田までは下りとはいえ、やたらと距離が長いので、敬遠してしまうのだろうか。
 7時頃になると、山にガスがかかり始めた。目の前の農鳥岳も見えたり隠れたり。
 7時22分、農鳥小屋に到着。お腹の方はなんとか大丈夫そう。7時28分、出発。

農鳥岳
農鳥岳

 次第に急になる道を登っていくと、西農鳥岳に到着。農鳥岳へはいくつも岩頭が続いているが、いずれも右側を巻いていく。だんだん雲が多くなっていったが、途中、なんとか塩見岳が見えた。

塩見岳
塩見岳

 8時31分、農鳥岳に到着。しかし、すっかりガスに包まれてしまい、展望なし。5分ほど休憩したが、晴れる気配はなかったので、下山開始。しばらくは稜線に沿っていき、大門沢下降点から奈良田へ向けて延々と下っていく。
 下り始めてしばらくは、ハクサンフウロやクルマユリなど案外いろいろな花が咲いていた。

ハクサンフウロ
ハクサンフウロ

 しばらくすると、樹林帯の急な下りとなる。さらに、しばらく下っていくと、やがて左に沢が見えてくる。大門沢の川原に下りると、タオルで体を拭っている人たちがいた。
 右岸沿いに下っていって、10時31分、大門沢小屋に到着。ここでジュースを買って休憩。コースタイムをチェックして、この調子なら、1時50分のバスには余裕で間に合うと判断。気が楽になった。10時42分、出発。
 何度か沢を渡りながら、沢沿いの道を下っていく。
 もう、ほとんど見るべきものもないかと思っていたが、アサギマダラに会い、レンゲショウマも咲いていた。

アサギマダラ
アサギマダラ
レンゲショウマ
レンゲショウマ

 やがて吊り橋をいくつか渡る。吊り橋が終わると、車道に出る。車道に出た後も、まだしばらく歩かなければならない。奈良田第一発電所のところで右に曲がり、早川沿いの道を下っていき、奈良田橋で左岸に渡ると、もう少しだ。
 12時57分、奈良田に到着。今回の白峰三山縦走はこれで終わり。

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北岳山荘(5:40)→間ノ岳(6:34-6:39)→農鳥小屋(7:22-7:28)→西農鳥岳(8:01)→農鳥岳(8:31-8:36)→大門沢下降点(8:58-9:00)→大門沢小屋(10:31-10:42)→奈良田(12:57)

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