朝のうちは晴れて予想以上にいい天気だった。
大山の山頂付近に雲がかかっていたが、しばらくすれば取れるだろうと思った。
連休明け、平日の朝とあって、登山者も観光客も少ない。
みやげ物店や豆腐料理の店などが並ぶこま参道を登っていくが、さすがにまだ準備中である。
ケーブルカー乗り場を横目に見ながら登山道に入っていくと、男坂と女坂の分岐になる。今回は大山寺の紅葉を見るのが目的だから、女坂を登っていく。
しばらくすると、大山寺の前不動の前に出た。屋根の向こうに見事な紅葉が見える。
左から回り込んでいくと・・・見事な紅葉。
新聞でもよく写真入りで記事になるが、確かにこれはすごいものである。石段の下から見上げれば、頭上は真っ赤に染まった葉で覆い尽くされていた。
連休中はさぞや混み合っただろうが、平日の朝は他に登山者や観光客もおらず、しばらく一人で写真を撮っていた。
石段を登ると、本堂の前からは江ノ島も見えた。
ひとしきり写真を撮った後、大山寺をあとにして、再び女坂を登っていく。
下社に登ると、観光客もちらほら。下社からの眺めも良く、日も差していた。
本坂を登っていくと、しだいにくもってきて、さらに登っていくとガスの中に入ってしまった。
山頂に着いても展望なし。
朝のうち、霧氷がついていたらしく、この時間にもまだわずかに残っていた。
当初は大山から弘法山まで尾根を伝っていこうと思っていたが、くもってしまったこともあって、意欲なくして中止。見晴台へと下っていった。
しばらく下っていくと、雲の下に出て、再び江ノ島などがよく見えた。
見晴台でちょっと休憩した後、下社へ向かう。日向薬師でなく、下社へ向かうのは、帰りにまた大山寺の紅葉を見るのが目的である。
途中、二重滝で写真を撮ったが、さすがに今の時期、水量も少ない。
下社から女坂を下って大山寺まで行くと、大勢の人でにぎわっていた。さすがに紅葉の名所だけあって、平日でも観光客が多い。紅葉の写真を撮ろうとすれば、人も写ってしまうので、見るだけにしてそのまま下っていった。(朝のうちに写真を撮っておいてよかった。)
大山ケーブルバス停からバスで伊勢原に出た後、秦野へ移動。
そして、秦野から弘法山ハイキングコースに向かった。
秦野から権現山、弘法山、吾妻山とたどって鶴巻温泉までのんびりジョグ。
紅葉の方はさっぱりだったが、適度なアップダウンのあるハイキングコースをのんびり走っていくのもいいものである。
弘法山の山頂では皇帝ダリアが咲いていた。