22日の夜から23日の朝までまとまった雨が降った。山は当然の雪。
それで、今回は今シーズン初めての雪を楽しみに行くことにした。
しかし・・・丹沢山のほうは白くなっているものの、大山などはまったく白くなかった。
秦野のほうから丹沢を見ても、塔ノ岳の山頂付近がわずかに白くなっている程度。
こういう状態では、塔ノ岳に登るだけでは雪を楽しむなんて無理だろうから、丹沢山へ行くことにした。ついでに、今の時期、宮ヶ瀬のクリスマスツリーが話題になるので、丹沢三峰から宮ヶ瀬に下山するということにした。
そういうわけで、今回は大倉尾根を登っていった。
今回も天気は快晴で富士山がよく見える。と思っていたら、大倉尾根の中腹あたりで見たときには少し雲が出てきていた。花立に着くまでは大丈夫か・・・と思ったが、やっぱり雲がかかり始めていた。
花立からは蛭ヶ岳方面を望むことができるが、こちらはけっこう白くなっていた。
塔ノ岳に着いたときには、富士山にはすっかり雲がかかってしまった。
しかし、それ以外は眺めが良く、南アルプスもよく見えた。
ところで、今回は、ちょっと半端な装備だった。雪が積もったので、トレイル用のシューズではなく、普通の登山靴にしたが、大した雪ではなさそうだから、軽アイゼンもスパッツも持っていかなかった。帽子も冬用ではなく夏用。まあ、実際、それで問題なかったのだが。
塔ノ岳から丹沢山へ向かう最初の下りは、少し雪がついているのだが、雪が少なくて、半分氷になっていたので、滑らないように注意して下っていった。
塔ノ岳〜丹沢山の登山道の雪はたいしたことなかった。そして、登山道はあちこちで、泥んこぐちゃぐちゃ。だから、丹沢山まではあまり楽しい道ではなかった。(--;)
丹沢山の山頂は真っ白で、気持ちよい。
それで、ベンチに座って昼食にした。
丹沢山から丹沢三峰に向かうと、こちらの登山道はしっかり雪がついており、そこそこ楽しめた。
歩いている人はチラホラ。
丹沢三峰を過ぎると、次第に雪も少なくなって、普通の登山道になった。
丹沢三峰は案外アップダウンがあるので、後半に入ってちょっと疲れてきた体には楽ではない。
丹沢三峰を過ぎると、あとのピークはいずれも巻いていくからホッとする。
しかし、高畑山付近の登山道が崩壊しているため、高畑山に登らなければならないというのがちょっと嫌なところ。
高畑山の手前には登山道崩壊のため高畑山の山頂経由の迂回路を通るようにという指導標が立てられている。が、よく見ると、「通行できません」と書かれた部分が赤線で消されていた。
「ん? 通れるのか?」と思って、ちょっと様子を見に行ってみることにした。
すると、木橋が1つ崩落していた。しかし、特に問題なく通過できたので、そのまま行くと、あっさりと山頂経由の登山道と合流。
たったあれだけのために登山道を通行止めにするというのは、安易というか何というか。山頂経由の登山道を使えば迂回できるというだけの理由で通行止めにしているようだ。木橋をかけ直すのがたいへんだとしても、立派な指導標を2つ立てるくらいなら、ロープでも設置した方がよさそうに思うのだが。
今回は、三叉路には下りず、春ノ木丸に寄っていくことにした。
一般ルートを離れて、ちょっとマイナーなルートをたどるが、特に問題なく、春ノ木丸へたどりついた。春ノ木丸にはハイキングコースが通っているので、それをたどって、宮ヶ瀬のバス停へと下っていった。
宮ヶ瀬に下山すると、けっこうにぎわっていた。
さっそくクリスマスツリーなどの様子を見に行ってみたが、まだ日没前だからイルミネーションがついているわけでもなく、単に場所の確認だけ。4時半頃には日が沈むはずだが、クリスマスツリーに点灯されるのは午後5時ということだった。次のバスは4時50分だが、このバスに乗って帰るのでは、イルミネーションが灯るのを見ることができない。それで、ちょっと迷ったのだが、せっかくだから、しばらく待つことにして、ちょいとその辺のお店でおやきを買って食べたり、缶コーヒーを飲んだりしていたのだった。
ツリーの点灯は5時だが、周辺のイルミネーションはその前から点灯されていたので、適当に写真を撮ったりしながら、5時になるのを待った。
大きなツリーだが、まわりに何もなくて、1本だけポツンと立っているから、それだけを見るのだとちょっと寂しい。光のトンネルのところがよかったかな。
6時から花火の打ち上げがあるということだったが、バスは1時間に1本だから、5時50分のバスに乗って帰ることにした。遅くまでいると、帰りに渋滞に巻き込まれる恐れが大きいのだ。
宮ヶ瀬から本厚木駅へ向かう道路は空いていた。しかし、対向車線は大渋滞で、土山峠のあたりでもまだ渋滞していたのだった。