今日も朝から暑かった。こういう暑いときの練習はたいへんである。炎天下の中を走る気にはどうしてもなれず、昨日に続いて今日もやっぱり山へ行くことにした。昨日買ったフリーパスが今日も使えるから交通費はかからない。まったくお得なフリーパスである。
今日もやたらと暑いので、春岳沢を遡行することにした。春岳沢は水量豊富で小滝が連続する夏向きの沢である。かなりの急流で、次から次へと現れる小滝。滝では水が踊るようにはねている。そんなわけで、滝を登るとけっこう濡れることになるが、こういう暑いときこそ楽しい沢である。
とにかくいっぱいある小滝を登っていって、沢の幅が広がり、ゴーロになったところで、遡行終了。本流はまだけっこう水が流れているが、ガレているし、素直にやめておいた方がよさそうである。遡行終了地点には湧き水も出ていて、のどを潤していった。ここからは右手に明瞭な道がついている。地図に載っていなくてもはっきりとした道をたどっていくと、やがて蓑毛から大山への登山道に出る。ちょうど下社からの道と合わさるところである。蓑毛からの登山道を登っていくと、表参道に合流。そして、ヤビツ峠からの道を合わせて、やがて山頂に到着。
下りは、8月3日と同様に、不動尻への道を下っていった。クサリのつけられたヤセ尾根を通過したところで、右に下っていく明瞭な踏み跡をたどる。前回、道を間違えたので、今回は雪辱戦である。しばらく下っていくと、木に赤テープがいっぱい巻き付けられているので、それを見ながら下っていくと、…………、前回と同じだ。間違い。引き返していって、よくよく見れば、赤テープが巻かれているあたりが分岐点だった。この赤テープは日向山への径路を示すものではなかったのだった。分岐点から左に下っていき、忠実に尾根をたどっていった。道は明瞭でもはや迷うことはない。やがて、日向山から通じているハイキングコースにでた。あとは、ハイキングコースをたどって、日向山へ行き、日向薬師へと下ったのだった。
見晴台経由だと青年の家から日向薬師まで車道を歩かなければならないが、今回のコースなら、ずっと木陰の中のコースとなるので、さほど暑さを感じることもなくいいコースである。
今日もまた猛暑だったようだが、昨日の表尾根のような灼熱地獄は今回はなかった。登山道は木陰の中なので、案外涼しかった。