ようやくというか、猛暑になった。雨ばかりというのも困りものだが、猛暑も歓迎したくはない。こういう暑いときは沢に限る。というわけで、またまたこりもせず葛葉川本谷へと向かった。他の沢も登ればいいのに、と思わないこともないのだが、例えば水無川本谷だと戸川林道を延々と走っていかなければならない。それを考えると、菩提から葛葉ノ泉までならまだ距離も短いといった事情もあったりする。
とにかく、この夏3回目の葛葉川本谷であるが、今回はこれまでで一番水量が豊富だった。そして、遡行者の数も一番多かった。序盤でいきなり団体さんを追い抜いていったりしたから、のんびり写真など撮っていれば、後から追いつかれてしまうかもしれない。そんなわけで、写真のほうは、まあ、ところどころでボチボチ撮っていった。
沢は涼しくて良かったが、表尾根に出ると、灼熱地獄が待っていた。真夏の丹沢が敬遠されるのも無理もないか。それでも行者岳のキレットでは涼しい風が吹いていた。
塔ノ岳の尊仏山荘は真夏らしくお客さんもほとんどいなかった。と思ったが、それでも案外来ていたか。さすがに風があって涼しかった。それでも午後3時の気温が27.6℃とは……。
なお、今日は晴れて、久しぶりに展望もよく、富士山も見えた。山の上から富士山を見るのもけっこう久しぶりの気がする。
帰りは、のんびりと鍋割経由で下っていった。夕方の西山林道はけっこう涼しかった。