真夏のメイン・ルート

日付 :2003/07/05
コース:菩提→葛葉ノ泉→葛葉川本谷→三ノ塔→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 くもっていてそれほど暑くもなさそうだったので、どうしようかと思ったのだが、もう7月ということで、真夏のメインルートとしている葛葉川本谷を遡行することにした。
 夏の丹沢は、暑いし、みんな高い山へと向かってしまうので、登山者が少なく、一年でもっとも静かな時期である。山小屋など閑古鳥が鳴いている。確かに、暑い中、大倉尾根を登ろうという気にはならないが、沢登りならば、たいへん涼しくて、しかもおもしろい。初心者向けの葛葉川本谷は、次から次へと小滝が現れて飽きることがない。難しい滝もあるが、巻道もはっきりしており、無理をしなければ誰でも楽しめる沢である。そんなわけで、ここ数年、すっかり真夏のメインルートになってしまった。

ヤマユリ
葛葉ノ泉へ向かう途中で見かけたヤマユリ

 葛葉ノ泉では、団体さんが準備をしていたほか、数人のおじさんたちが、足ごしらえをしていた。
 今回は、まだ梅雨の最中であり、水量もけっこうあって、滝によっては、もろに水を浴びることになってしまう。今日はさほど暑くもなかったので、全身水浴びする気にはなれず、上半身まで濡れそうな滝は巻いていった。

横向ノ滝 F3
F2 横向ノ滝(左)・F3(右)
板立ノ滝 曲り滝
F5 板立ノ滝(左)・F6 曲り滝(右)
チョックストンの滝 富士形ノ滝
チョックストンの滝(左)・F7 富士形ノ滝(右)

 遡行終了地点で昼食。その後、三ノ塔尾根に取り付き、三ノ塔へ登り、あとは表尾根をたどって塔ノ岳へ。そして、鍋割山稜をまわってから大倉へと下りていった。
 なお、梅雨明け前であり、夏山シーズン前ということで、まだ丹沢にもそれなりに登山者が来ていたようである。

塔ノ岳でくつろぐシカたち
塔ノ岳でくつろぐシカたち
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