霧氷と富士と南アルプス

日付 :2003/01/01-2003/01/02
コース:大倉→鍋割山(泊)→塔ノ岳→丹沢山→姫次→焼山→焼山登山口

 年末年始の天気予報は、12月31日と1月1日がくもりがちで、2日が晴れ、3日はまたくもりという感じだったので、今回は1月1日〜2日に決定。大晦日の混雑を避けられ、しかも天気に恵まれれば言うことなし……
 1月1日、やっぱり丹沢には雲がかかっていたが、表尾根のほうは少しずつ晴れてきそうに見えた。
 10時45分、のんびりと大倉を出発。
 ミズヒ沢を渡って、登山道に入る頃から、小雪が舞い始めた。
 書策新道は上りでよく使うので、ちょくちょく水を汲んでいくが、後沢乗越〜鍋割山の登山道はいつも下りで使っているため、鍋割山荘に水を持っていったことがない。いつもお世話になっているのに、これはまずい。ということで、今回は珍しく後沢乗越経由で登っていく。やっと人並みにペットボトルを持っていった。
 昼食を用意していたが、結局山頂に着くまで休憩しなかったので、山荘についてから、思い出して昼食。
 その後、のんびりと小丸のほうに散歩。束の間晴れて、蛭ヶ岳方面も見えたが、その後再びくもってしまう。それでも夕方には富士山も見え、2日に期待をもたせた。

 1月2日、予想通りの晴天。富士山もきれいに見える。が、しかし、日が昇ってくる方向に雲が少し……。日の出はいまひとつだった。今回、銀塩の一眼レフとホームページ用のデジタルカメラの2つのカメラで交互に撮ることになったので、けっこうあわただしかった。ご来光の写真に関しては、デジタルカメラのほうは完全に撮り遅れたが、しかたがない。

日の出
日の出
雪だるまと富士山
雪だるまと富士山(鍋割山)

 8時38分、のんびりと鍋割山を出発。出発が遅かったせいか、登山道の雪も凍っておらず、アイゼンの必要はなかった。
 小丸あたりまで行くと、霧氷がきれいについていた。
 塔ノ岳からの富士山や南アルプスの眺めももちろんよかったが、こちらもやっぱり霧氷がよかった。

表尾根と大山
表尾根と大山

 丹沢山でもやはり霧氷がきれいで、思わず立ち止まって、カメラを取り出すことしばし。(2つのカメラを交互に使うので、余計に手間がかかる。)

丹沢山の霧氷と富士山
丹沢山の霧氷と富士山

 不動ノ峰を越えると、西丹沢の眺めがよくなる。

不動ノ峰西側からの眺め
不動ノ峰の西側から

 蛭ヶ岳もまた霧氷がきれいだった。
 蛭ヶ岳山頂で食事をしていると、蛭ヶ岳山荘の犬がやってきた。食べたそうな顔してるが、野生の動物にえさをやってはいけない……野生じゃないからいいのか、しかし、パンなんか食べるかなと思い、パンをちぎって差し出すと、さっさと食べて、もっと欲しそうな顔をする。結局、3〜4切れやることになってしまった。

蛭ヶ岳から塔ノ岳への稜線
蛭ヶ岳から塔ノ岳への稜線

 本当は蛭ヶ岳から檜洞丸へ向かいたいところだったが、時間もかかるし、年末年始は西丹沢のバスが少ないはずだし、2本用意したフィルムも残り少なくなっており、檜洞丸へ向かえば足りなくなること必至だったので、素直に焼山へ向かった。
 蛭ヶ岳から先は展望のよいところも限られるが、姫次からは、蛭ヶ岳から檜洞丸の稜線や富士山が眺められた。

姫次からの眺め
檜洞丸と富士山(姫次)

 今回、焼山までのコース上には、しっかりと雪がついていたが、しっかりと踏まれており、まったく問題なし。楽しく歩いていける程度の雪だった。アイゼンも使用せず。姫次〜焼山のコース上にあったベンチには約30cmの雪が積もっていた。
 焼山の展望台からは、蛭ヶ岳から丹沢三ツ峰や奥多摩のほうの山並みを見渡せた。

焼山からの眺め
焼山からの眺め

 3時20分、焼山登山口バス停到着。バス停前の自動販売機でビールを買って飲んだら、まもなくバスがやってきた。グッドタイミングだった。(バッドタイミングのときは、1時間以上待たされる。)

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