今頃の時期になると、展望のよさそうな山へ行きたくなる。登ったことのない山へ行ってみたい。中央線沿線には手軽に登れそうな山がいくつもあるので、今回は百蔵山と扇山に登ってみることにした。
百蔵山へは猿橋駅から歩いて行くこともできるが、登山口までのバスがあるので、少しでも早く登るためにバスを利用することにした。
バス乗り場には山へ向かう人がけっこういた。登山口まではさほど遠くはないので、短時間で着いた。
百蔵山登山口バス停で降りて振り返ると富士山が見えた。が、バックの空は白っぽい。12月に入ったとはいえ暖かく、空気も澄んではいなかった。ちょっとガッカリ。
バス停からしばらくは一般道で、少し進むとすぐ分岐。左右どちらからでも登れるが、右の方がちょっと近道かと思ってこちらを選ぶ。しかし、多くの人は左に進んだようだ。
浄水場の先でまた分岐となった。ここで気が変わって西側の登山道に回ることにした。こちらに行った方が長めが良さそうな気がしたのだ。というわけで、もうしばらく舗装道を行くことにした。開けたところで富士山が見えた。
しばらく行くと、西側の登山道に出た。結果的にはちょっと遠まわりしたが、西側の登山道をしばらく登るとP907mで、右へ折れて山頂へ向かう。
登山口からは1時間とかからず、案外あっさりと百蔵山の山頂に到着した。霞んでいたが、富士山の眺めの良いところだった。
百蔵山から扇山へ向かう。アップダウンを繰り返しながら稜線を進む。
扇山の山頂は広々として、多くの登山者で賑わっていた。ここからも富士山が見えたが、周囲は木に囲まれていて、展望は開けない。
昼食後、扇山を出発。扇山からは鳥沢や梁川へも下山できるが、四方津へ下ることにした。
右へ下っていく道を2つ見送りながら稜線沿いに行くと、犬目丸のあたりで展望が開けた。蛭ヶ岳や檜洞丸など丹沢の山並みが眺められた。
さらに下っていき、山の神のところでまた展望が開け、大野貯水池や丹沢山塊などが眺められた。
一般道に出たところで、ちょっと迷ってしまった。お手製の小さな道標が間違った向きを指していたり、中央道を渡るのにちょっと手間取ったが、その後は迷うことなく、大野貯水池から四方津駅へと歩いていった。
暖かい一日で、長袖シャツ一枚で過ごせたのは良かったが、展望の方はいまひとつだった。やはり展望を楽しむなら、もっと寒いくらいの日のほうがいいだろうか。
百蔵山登山口(9:13)→百蔵山(10:06-10:08)→扇山(11:29-11:49)→四方津(13:49)