今年は昨年よりもツツジの開花が遅れている。
したがって、西丹沢の山開きとはいうものの、まだちょっと早いだろうということはわかっていた。しかも、今年はシロヤシオの花が少ないようだから、ツツジを期待して登ってもしょうがない。
今回も花を探しながら登っていった。
ツツジに期待はしていなかったが、トウゴクミツバツツジが咲き始めていた。シロヤシオもチラホラ見かけたが、咲いている花は少なかった。しかし、多くの蕾をつけた木もあったので、来週あたりはそれなりに楽しめそうではあった。
小さくてまったく目立たない花だが、マイヅルソウがいっぱい咲いていた。
コイワザクラはもうほとんど終わっていたが、わずかにまだ残っているのがあった。
登りにけっこう時間をかけてしまったので、山頂では休憩もそこそこにして出発。同角山稜へ向かう。
同角山稜を歩いていくと、案外シロヤシオが咲いていた。犬越路からの稜線では少ししか咲いていなかったので、それと比べるとけっこう咲いていると感じた。
コミヤマカタバミはよく見ると、紅紫色の筋があり、花弁基部には黄色い斑があって、案外きれいな花である。あちこちで咲いているのだから、もう少しきれいに開いたのを撮ればいいものを、なんとなく撮り損ねた。
アカバナヒメイワカガミもあちらこちらで見られたが、岩場で写真を撮りづらいところばかり。前回撮ったから、今回はおざなりな写真を撮って済ませてしまった。
展望の良い大石山から主脈の稜線を眺める。
ユーシンへ下ると、今日はユーシンロッジのお掃除だとか。中で休んでいけばと言われたが、玄倉までは林道といえどけっこうな距離があり、時間的に余裕がなかった。
林道をゆっくり走っていたら、5時台のバスに間に合うかちょっとあやしくなったので、あわててペースを上げていったら、十分な余裕を持って玄倉に到着。
バスは数分送れてきたが、遅れていたため運良く乗れたという人たちがいた。バスの時間を調べていなかったのだろうが、これを逃すと最終バスまでは2時間近く待たなければならないことも知らなかったんだろうな・・・
今回はいまいち冴えない写真ばかりだったようだが、収穫もあった。
今年のシロヤシオは花が少ないが、それでも多くの蕾を付けている木もあったので、来週はそれなりに楽しめそうである。