朝6時頃起床。
外に出てみると、日が出てくる方には雲があって、ちょっとガッカリ。
朝食はカレーとお雑煮。家庭料理だが、日の出の時間が迫っており、ゆっくり味わっている余裕はなかった。
雲の上に日が昇るのに多少の時間がかかったこともあり、御来光には間に合った。
御来光を見たら、急いで山頂に上がり、犬越路側の開けた所から富士山を眺める。
避難小屋から登ってきたのか、山頂にはすでに人がおり、他にも登ってくる人が見えた。
御来光を見る際は、着るものを着込んで寒さ対策をしていたが、出発前に着るものを減らす。しかし、朝のうちはまだ気温も低いので、ダウンを着て出発。
縦走を開始する前にもう一度山頂にいって富士山や南アルプスを眺める。八ヶ岳には雲がかかり、穂高は見えなかった。(この時点では、大晦日の写真に穂高がはっきり写っていることには気付いていなかった。)
歩いていくうちに体も温まってくると、ダウンを脱いだ。風もなく穏やかなので、手袋をしていると暑くなってくるので、手袋もはずしてしまったり。
今回は泊まりということもあるが、ちょっと荷物を余計に持ちすぎたようで、普段より多めだったし、わずかに雪があったりで、歩くペースは上がらなかった。臼ヶ岳まではあまり展望は開けないので、黙々と歩いていく。蛭ヶ岳から縦走してくる人とチラホラ出会った。
蛭ヶ岳への登りはわずかに雪が残り、凍っているところもあったので、注意していったが、特段問題はなかった。軽アイゼンは持って行っていたが、使うことはなかった。
蛭ヶ岳でしばらく展望を楽しんだ。富士山や南アルプスがきれいに見えた。八ヶ岳もよく見えたが、穂高連峰は見えなかったので、ちょっとガッカリ。
蛭ヶ岳から先の登山道は悪かった。この時期ならではだが、泥んこぐちゃぐちゃの嫌な道で、スパッツを着けていった。
鬼ヶ岩からも眺めが良かった。やはり富士山を眺めるなら、午前中が良い。
相変わらず快晴で富士山がよく見えたが、午後になると光線の関係でさほどきれいな眺めではなくなってしまった。
午後は東側の眺めが良くなる。竜ヶ馬場から大山や相模湾を眺める。
塔ノ岳までたどり着くと、尊仏山荘に入って休憩。ここまで来ればあとはもう下るだけなのでホッとする。
江ノ島方面がよく見えた。三浦半島や房総半島がその先に見える。もう1時間ぐらい遅ければ、もっとよく見えたかもしれない。
塔ノ岳からは大倉尾根をあっさり下山した。
初日の出はいまいちだったが、まあ見えたのだから良しといったところか。
蛭ヶ岳から先の泥んこ道には辟易したが、一日快晴の天気で富士山や南アルプスの眺めが良かったので十分に満足いく一日だった。さすがに穂高連峰はそう簡単には見えないかと思うと、大晦日に早く登らなかったのが惜しかった。(が、帰宅後に大晦日の日没後に撮った写真には穂高連峰がはっきりと写っていることに気がついたのだった。)