朝は冷え込んだものの、天気は快晴。空気も澄んで絶好の登山日和となった。
そこで、今回は富士山の展望を楽しむため、箱根へ向かった。
新松田駅から地蔵堂行きのバスに乗ったが、先月と違いバスも空いていた。
地蔵堂からスタート。足柄古道を足柄峠へ向かう。始めは舗装道路を行くが、道路がジグザグに登っていくようになると、登山道に入る。何度も道路をショートカットしながら登って、最後に車道に出ると、まもなく足柄峠である。
足柄峠からは青空をバックに富士山がきれいに見えた。
足柄峠からしばらくは林道を行く。ゲートを越えてさらに行くと、やがて夕日の滝分岐の丸鉢山(猪鼻砦)で、西側の展望が開けて富士山がよく見える。
足柄駅からのルートと合流すると、いよいよ急な登りとなる。金時山の登山道では一番傾斜のきつい登りであり、12あるアルミの階段を登っていく。
やがて、金時山の山頂に到着。登山者で賑わっていたが、さすがに前回のような混雑ではなかった。
展望は素晴らしく、富士山がくっきり鮮やかに見えた。
先は長いので、眺めを楽しんだら明神ヶ岳へと向かう。
登山道は霜でぬかるんだところがあった。この時期はしかたがない。
外輪山はハコネダケが多く、稜線を歩いていても展望が開ける部分は少ない。多くは丈の高いハコネダケに視界を遮られた道を行く。
下りが終わり、登り返していくと、金時山の左に富士山が頭をのぞかせていく。
外輪山は金時山付近を除いて急坂は少ない。とはいえ明神ヶ岳まではけっこうな距離があるので時間もかかる。ハコネダケに視界を遮られて、なかなか展望が開けないのが残念なコースである。
明神ヶ岳の手前では北側の展望も開けて丹沢山塊が眺められた。このコースで丹沢方面の展望が開けるのは、唯一といってよい場所である。
明神ヶ岳は展望が素晴らしい。相変わらず富士山がきれいに見えた。富士山の手前に見えるのが金時山で北側の斜面がいかに急傾斜かよくわかる。
登山者で賑わう山頂で昼食。
明神ヶ岳から下り始めるとまもなく道了尊への分岐となるが、ここからは東側の展望が開け、青い海が広がっていた。空気が澄んでおり、相模湾や江ノ島、さらにその先の東京湾や房総半島も眺められた。
明星ヶ岳へ向かうが、相変わらずハコネダケに視界を遮られ、展望は開けない。木々の間に富士山が見えたが、展望の良い場所はほとんどない。しかし、1ヶ所だけ、けっこう視界の開ける場所があったので、すかさず写真を撮った。
明星ヶ岳も細長い山頂で、展望は開けない。
明星ヶ岳から下っていくと、やがて車道に出る。しばらく車道を進むと、登山道の入口があり、再び登山道に入る。そして、塔ノ峰へ登り返す。
塔ノ峰で登山道は分岐するが、ここでは右へ折れて南側へ下っていった。阿弥陀寺からは舗装道路となり、分岐で左へ進んで箱根湯本駅に下った。
やっぱり、最近は体力も落ちたようで、けっこう疲れた。帰りの電車では眠くなってしまったし、家に帰ってからも少し寝ていた。全般的には急な上り下りは少なく、なだらかな道が多いが、距離は20kmを超えるロングコースだった。