紅葉の季節、那須は道路が大渋滞するという。
ロープウェイ利用で簡単に登れるので、登山者のみならず観光客も多いからである。
混雑を避けて、沼原から登ることにしたが、沼原へ行ってみれば、駐車場は満車で路上駐車多数。山のほうはちょっと雲が多かった。
沼原からの姥ヶ平への登山道はなだらかな道である。途中の分岐で日の出平への道へ行きかけたが、地図を見れば間違いは一目瞭然。直進して、次の分岐で三斗小屋方面への道を左に見て、姥ヶ平へ向かう。
茶臼岳がチラッと見えたと思ったら、まもなくひょうたん池で、木道を歩いて行くと、茶臼岳が水面に映り、紅葉がきれい。あとからどんどん人が来るが、広いスペースはないから、写真を撮ったら引き返す。
ひょうたん池から少し歩くと、広々とした姥ヶ平に出た。紅葉が見頃である。
ここで早い昼食として、しばし休憩。
姥ヶ平から牛ヶ首へ登る。
姥ヶ平を見下ろすと、あたり一帯紅葉しているのがよくわかる。
茶臼岳に登る人が多いようだが、今回は茶臼岳には登らず、南へと向かう。牛ヶ首から日の出平を越え南月山まではなだらかな稜線が続く。晴れていれば気持の良さそうなところだが、あいにく今回はガスがかかり、風もあった。
ときおりガスが晴れると、茶臼岳が見えた。
日の出平も南月山もガスがかかって展望を楽しむことはできなかった。
南月山から白笹山経由で沼原へと下っていく。登山道は笹の中を行く。
左手の視界が開けると、黒尾谷山には日が当たっており、麓の方も見下ろせた。山の上はくもっていても麓の方は晴れていたようだ。
登山道脇で休憩している人がいると思ったら、通りすぎた際に、ここが山頂だと言われた。白笹山の山頂は広くないし展望もきかないので、気付かずに通り過ぎるところだった。(いちおう山頂の標識はある。)
白笹山からは先はもう下っていくだけ。沼原から牛ヶ首までは登山者も多かったが、牛ヶ首から先は登山者も少なかったので、ペースを速めてすたすたと歩いて沼原に下山した。
沼原に下山して、下ってきた山を見れば、青空が出て晴れてきていた。
南月山が見えているかと思ったが、よくよく調べてみると、沼原から南月山は見えなかったようである。写真の右の山は白笹山だが、左のなだらかな山は日の出平から西にのびている尾根のようである。ただし、日の出平は見えず、P1775mあたりから西側が見えているようだ。
今回は当然晴れると思っていたのに、くもっていたのが残念だった。とはいえ、姥ヶ平の紅葉は見事で、楽しめた。