筑波山はカタクリの山である。
初めて訪れたとき、カタクリがちょうど見頃だったこともあって、筑波山というとカタクリというイメージが定着することになった。
今年は例年よりも遅れているようだが、そろそろだろう・・・そう思って出かけていくことにした。
つつじが丘までバスで入ってしまうと、かなり楽である。
しかし、このルートには花もあるし、岩もありで、筑波山神社から御幸ヶ原へ登るよりも楽しいのだ。
駐車場からの登りは、始めがちょっと急だが、ひと登りすると、あとは傾斜もゆるくなる。
カタクリがチラホラと咲いていたが、まだ花が開いていなかった。やはり今年は遅いのか。
ニリンソウもまだ咲き始めで、花が開いているものは少なかった。う〜〜〜む、1週早かったか?
やがて、見覚えのある「弁慶の七戻り」にたどりつく。
岩と岩の間に道があるのだが、頭上には巨岩が挟まっており、今にも落ちてきそうなところである。
その後も、続々と巨岩、奇岩が現れる。1つ1つに名前が付けられている。それらの岩を眺めながら歩いていくと、やがて女体山の山頂に到着する。
山頂は天気が良ければ眺めが良いのだが、あいにくのくもりで展望は楽しめなかった。
それで、御幸ヶ原へ向かう。
カタクリの里にはカタクリの花がいっぱい咲いていたものの、くもっていたせいか、ほとんど花が開いていなかった。ガッカリである。
男体山に登ったが、相変わらずくもっていて展望は楽しめないし、カタクリの花もほとんど開いていなかった。
その後、男体山の周囲を一回りする自然研究路を歩いてみた。
カタクリがいっぱい咲いており、今度こそ十分に花が開いたものを見ることができた。
最後は思いの外、カタクリの花を楽しむことができた。
十分に楽しんで御幸ヶ原に戻ると、軽く昼食を取って下山することにした。じっとしていると、ちょっと寒かった。
下山は御幸ヶ原から筑波山神社へ下っていった。
今回の全行程は、3時間少々と短いものだった。
カタクリは思っていたよりも多かったが、カタクリの花を見るなら天気の良い日を選んで行かないと楽しめないようである。(今回は、日曜よりはいいだろうと思って行ったのだが、期待したほどには良くなかったのだった。)