そろそろ宮ヶ瀬へ行こうと思っていた。
宮ヶ瀬から丹沢三峰を通って丹沢山へ登り、表丹沢へ向かおうと考えていた。
昨日の雨から一転して、雲ひとつない晴天となった。
これなら富士山がきれいに見えるだろうから、宮ヶ瀬から登るよりも逆ルートのほうがいいだろう。
というわけで、鍋割山から登っていくことにした。
西山林道では紅葉が見頃になっており、真っ赤に色づいた紅葉を楽しむことができた。
鍋割山に登ると新雪を戴いた富士山がきれいに見えた。
輝く相模湾の向こうには伊豆諸島も眺められた。
にぎわう鍋割山をあとにして塔ノ岳へ向かう。
塔ノ岳も多くの登山者でにぎわっていた。塔ノ岳も眺めが良かった。
塔ノ岳でそろそろお昼の時間だったが、そのまま丹沢山へ向かう。
富士山がきれいに見えるギリギリの時間といったところか。
丹沢山で昼食をとった後、丹沢三峰へ向かう。
登山者は一気に少なくなり、以後、下山するまで数人に会った程度である。
このルートを日帰りで歩くには宮ヶ瀬から登る方が楽である。今回の場合、丹沢三峰の円山木ノ頭の登りがきつかった。
丹沢三峰を過ぎれば、あとは下っていくだけなので楽になる。ピークはいずれも巻いていくので、登り返す必要がないのだ。
標高が下がっていって、宮ヶ瀬が近づいてくると、紅葉がまだけっこう残っていて楽しめた。
三叉路に下りて宮の平バス停に向かう。その先に公衆トイレや自販機もあるからだ。クリスマスイルミネーションも始まっているので、バスの時間次第で見物しようかとも考えていた。しかし、バス停に着いて、時刻表を見ると、まもなく3時台のバスが来ることがわかった。帰りの時間を2時間も遅らせてまでイルミネーションを見ようという気にもならず、また、ジュースを買う余裕もなく、まもなくやって来たバスに乗り込んだのだった。