予報ではくもり後晴れということだったが、朝、外に出てみれば、快晴だった。(絶好の登山日和!)松田からは雪を戴いた富士山がきれいに見えた。
ツツジ新道はそれなりに紅葉しており、紅葉を楽しみながら登っていった。
朝のうちこそいい天気だったが、ツツジ新道を登っていくと、あっさりと雲が広がってしまい、展望台に着く頃には富士山は見えなくなっていた。
檜洞丸からは蛭ヶ岳が眺められたが、東の方にもすでに雲が広がっていた。
朝のうちのは快晴だったのに、あっさりとくもってしまい、がっかりである。
青ヶ岳山荘でしばらく休憩した後、同角山稜へ向かった。
天気が良ければ、主脈の眺めがいいのだが、午後は完全にくもってしまい、展望を楽しむことはできなかった。
ここ数年、同角山稜は歩く人も少なく、あまり人に会うこともなかったが、玄倉林道が開通したおかげか、今回は何人か登ってくる人とすれ違った。
新青崩隧道が完成し、10月9日に通行止めが解除された玄倉林道をユーシンから玄倉まで下っていった。第八隧道から8つのトンネルをくぐっていく。
同角沢出合で久しぶりに河原に下りて写真を撮ることにした。
林道に上がると、再び林道を駆け下りていき、仏岩の手前までやってきた。
ユーシン側の入口の手前にある青崩第一洞門は以前と変わりないように見える。この洞門は2006年に工事していたので、おそらくその後変わっていないだろう。
当たり前のことだが、洞門内から見下ろす玄倉川も以前と変わりない。
新青崩隧道のユーシン側入口は従来の隧道から変更なしである。
以前の隧道は真っ暗な中を少し進んで行くと、玄倉側の出口が遠くに見えたので、ヘッドランプなしで歩くこともできたが、新しいトンネルでは真っ暗闇の中をしばらく歩かなければならないので、ヘッドランプは必携である。
新しいトンネルに入っていくと、緩やかに右へカーブしていく。
古いトンネルも残っているはずだが、どうなっているのだろう? と思っていたら、右手の壁面は完全には埋められておらず、旧トンネルに通じていると思しき箇所があった。もちろん、そちらへの進入は不可である。
ゆるやかなカーブを描きながら進んで行くと、やがて玄倉側の出口が遠くに見えてくる。あとは、出口まで直線コースである。
玄倉側の入口は従来よりもかなり玄倉側にあるので、古いトンネルよりも長くなっている。
今回、玄倉林道はユーシンロッジまでけっこう車が入っていた。管理捕獲が行われていたのだった。(もちろん、一般車はゲートから先へ入ることはできない。)
また、林道が開通したということで、散策に来た人たちの姿も見受けられた。ユーシン渓谷は紅葉の名所ということで、さっそく訪れる人たちがいたようだ。
ユーシンから玄倉まで10kmという距離は空荷なら1時間とかからず駆け下りられるところだが、荷物を背負っているので、1時間ちょっとかかった。とはいえ、下り坂なので楽なものである。雨山峠を越えていくのとは大違いであり、林道開通はありがたい。