まだまだ暑いので沢へ行く。
今回はまた鉄砲沢へ行くことにした。右俣へ行くことにする。
まずは寄から雨山峠を越えて雨山橋を目指す。
昨日の雨のせいか寄沢は濁っていた。もしかして、今回も沢は増水しているのだろうか?
登山道ではチラホラ登山者を見かけた。案外歩いている人がいるものである。雨山峠への登山道はけっこう道に迷う人がいるという。いったいどこで迷うのかと思って、注意しながら歩いていったが、ピンと来なかった。
雨山峠から雨山橋までは多少崩れているところもあるが、たいした問題はなかった。
雨山橋から鉄砲沢までは林道を行く。
鉄砲沢に下り、最初の堰堤を右から越え、河原を歩いていったところで、昼食。
出発しようと思ったら、左の斜面にアナグマが現れた。さほど近くはなかったので、こちらには気がつかなかったのか、特に急ぐでもなく斜面を歩いていった。
2つめの堰堤を越えようとしてちょっと困った。前回はあっさりと越えたのだが、ちょっと考えてしまった。荷物を堰堤の上に置いて、身軽になったところまではいいのだが、その後どうしたっけか?
左足をかけて体を上げようと思ったが、いまいち足場がよくない。少し手前から登ろうかと思ったが、最初の足場が崩れそうで嫌な感じ。ちょっと悩んでしまったが、なんとか堰堤の上にずり上がった。
堰堤の上に上がってしまえば、あとは楽しい沢歩きである。
最初の小滝は、釜に入って簡単に左から登っていった。
3つめの堰堤を左から越えていくと、この沢のハイライト、釜を持った小滝の連続となる。
最初の釜に入って、小滝を越えたところで写真を撮る。
次の釜はもう少し深そうなので、右から巻く。
大石や倒木のある釜はさほど深くないので、釜に入って簡単に越える。
4mほどの滝は左が段々になっているので、左から簡単に越える。
さらに小釜と小滝を越えてハイライトが終わりとなる。
次の滝は左から釜に入って小滝を登る。奥にある滝は倒木にふさがれたような感じだ。ここは左から巻いていく。
鉄砲沢はナメとナメ滝の多いきれいな沢である。大きな滝はなく、二俣まで快適な沢歩きが続く。ひたすら、きれいなナメとナメ滝を越えていく。
沢が左に曲がった先にある4mほどの滝は左から巻くこともできるが、むずかしい滝ではないから登りたい。
このあともきれいなナメが続くが、二俣まで、小滝がある程度で滝らしい滝はもうない。
二俣で今回は右俣に入ることにした。右俣の方が詰めが楽そうなのだ。
右俣を行くと、すぐにまた二俣になる。左に行きたくなるが地形図を確認。右に行くことにした。
まもなく水は涸れ、靴を履き替えた。
そして、あっという間に源頭部になった。最後は急になって沢筋を詰めることはできないので、手近な尾根に取り付いた。わずかで茅ノ木棚沢ノ頭から北に延びる尾根に出ると、あとは茅ノ木棚山稜を目指す。なんとなく歩かれたような跡もあり、危険箇所もなかった。
やがて、登山道に出る。左に少し歩けば茅ノ木棚沢ノ頭だった。
そのまま鍋割山へ向かう。
クサリ場ではイワシャジンが咲き始めていた。
鍋割山でしばらく休憩した後、大倉に下山した。
鉄砲沢は右俣を詰めれば危険箇所もないことがわかった。これなら、来年以降も安心して楽しめるだろう。
今回は予定どおりに登っていったが、後になって勘違いしていたことに気づいた。2つめの二俣は右に行ったが、ここは左俣に入った方が詰めが簡単だったのではないか? まーちゃんにもらったメールにもそう書かれていたはずだ。(何やってんだか・・・)次に行くときは、こちらに行くことにしよう。