鉄砲沢右俣

日付 :2011/09/18
コース:寄→雨山峠→雨山橋→鉄砲沢→茅ノ木棚沢ノ頭→鍋割山→大倉

 まだまだ暑いので沢へ行く。
 今回はまた鉄砲沢へ行くことにした。右俣へ行くことにする。

 まずは寄から雨山峠を越えて雨山橋を目指す。
 昨日の雨のせいか寄沢は濁っていた。もしかして、今回も沢は増水しているのだろうか?
 登山道ではチラホラ登山者を見かけた。案外歩いている人がいるものである。雨山峠への登山道はけっこう道に迷う人がいるという。いったいどこで迷うのかと思って、注意しながら歩いていったが、ピンと来なかった。
 雨山峠から雨山橋までは多少崩れているところもあるが、たいした問題はなかった。
 雨山橋から鉄砲沢までは林道を行く。
 鉄砲沢に下り、最初の堰堤を右から越え、河原を歩いていったところで、昼食。
 出発しようと思ったら、左の斜面にアナグマが現れた。さほど近くはなかったので、こちらには気がつかなかったのか、特に急ぐでもなく斜面を歩いていった。

アナグマ
アナグマ

 2つめの堰堤を越えようとしてちょっと困った。前回はあっさりと越えたのだが、ちょっと考えてしまった。荷物を堰堤の上に置いて、身軽になったところまではいいのだが、その後どうしたっけか?
 左足をかけて体を上げようと思ったが、いまいち足場がよくない。少し手前から登ろうかと思ったが、最初の足場が崩れそうで嫌な感じ。ちょっと悩んでしまったが、なんとか堰堤の上にずり上がった。
 堰堤の上に上がってしまえば、あとは楽しい沢歩きである。
 最初の小滝は、釜に入って簡単に左から登っていった。
 3つめの堰堤を左から越えていくと、この沢のハイライト、釜を持った小滝の連続となる。
 最初の釜に入って、小滝を越えたところで写真を撮る。

釜を持った小滝の連続
釜を持った小滝の連続

 次の釜はもう少し深そうなので、右から巻く。
 大石や倒木のある釜はさほど深くないので、釜に入って簡単に越える。
 4mほどの滝は左が段々になっているので、左から簡単に越える。
 さらに小釜と小滝を越えてハイライトが終わりとなる。

 次の滝は左から釜に入って小滝を登る。奥にある滝は倒木にふさがれたような感じだ。ここは左から巻いていく。

釜付きの小滝と倒木にふさがれたような滝
釜付きの小滝と倒木にふさがれたような滝

 鉄砲沢はナメとナメ滝の多いきれいな沢である。大きな滝はなく、二俣まで快適な沢歩きが続く。ひたすら、きれいなナメとナメ滝を越えていく。
 沢が左に曲がった先にある4mほどの滝は左から巻くこともできるが、むずかしい滝ではないから登りたい。

奥に4mほどの滝
奥に4mほどの簡単な滝

 このあともきれいなナメが続くが、二俣まで、小滝がある程度で滝らしい滝はもうない。

きれいなナメが続く
ナメとナメ滝が続く

 二俣で今回は右俣に入ることにした。右俣の方が詰めが楽そうなのだ。
 右俣を行くと、すぐにまた二俣になる。左に行きたくなるが地形図を確認。右に行くことにした。
 まもなく水は涸れ、靴を履き替えた。
 そして、あっという間に源頭部になった。最後は急になって沢筋を詰めることはできないので、手近な尾根に取り付いた。わずかで茅ノ木棚沢ノ頭から北に延びる尾根に出ると、あとは茅ノ木棚山稜を目指す。なんとなく歩かれたような跡もあり、危険箇所もなかった。
 やがて、登山道に出る。左に少し歩けば茅ノ木棚沢ノ頭だった。
 そのまま鍋割山へ向かう。
 クサリ場ではイワシャジンが咲き始めていた。

イワシャジン
イワシャジン

 鍋割山でしばらく休憩した後、大倉に下山した。

 鉄砲沢は右俣を詰めれば危険箇所もないことがわかった。これなら、来年以降も安心して楽しめるだろう。
 今回は予定どおりに登っていったが、後になって勘違いしていたことに気づいた。2つめの二俣は右に行ったが、ここは左俣に入った方が詰めが簡単だったのではないか? まーちゃんにもらったメールにもそう書かれていたはずだ。(何やってんだか・・・)次に行くときは、こちらに行くことにしよう。

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