ここにきてまた暑くなってきた。
暑い日は沢だ。
というわけで、今回はセドノ沢左俣を遡行することにした。
前回同様、大倉から戸川林道を終点まで走っていく。
源次郎沢を渡ったところの階段は、前回もそうだったが、階段全体を水が流れ落ちていた。そこで、今回はさっさと渓流タビに履き替えていくことにした。
本谷第二堰堤の上から沢に入る。
ザブザブと水に入ると、さすがに涼しくていい。まずは本谷F1まで沢歩きである。
本谷F1は前回よりも水量豊富で右からもけっこう水が流れ落ちていた。
本谷F1の上で右から流れ込んでくるセドノ沢に入る。
すぐにセドノ沢F1となるが、こちらも水量豊富だった。
釜に入って、右から取り付き、上部は水流沿いに登っていったが、あっという間にずぶ濡れになった。
F1の上はすぐにF2となるが、F2は昨年とはすっかり流れが変わっていた。昨年は左側を流れ落ちていたのだが、今回は右側を流れており、しかも大きな釜があるではないか! 滝の上の流れが変わったのだろうが、こんな風に変わってしまうとは思いもしなかった。
それで、釜に入って左から登った。滝そのものは簡単な登りである。
F2を登るとすぐに二俣で、左俣に入る。
大滝手前まで次々に現れる滝を登っていったが、水量多めだったためF3手前(昨年の記憶も残っていないような)小滝を巻いていったりした。
大滝は手前の小滝の下まで行って引き返すことにした。
大滝の写真を撮ると、一旦引き返して、左から巻く。しばらくは沢から離れていくのだが、早めに沢の方に近づこうとしてミスった。方向修正して、なんとか沢への下降ポイントに到達し、大滝の上へと下っていった。
そして、遡行を再開し、小滝をいくつも越えていった。
書策新道手前の滝は写真を撮ると、引き返して左から巻いた。左から入る小沢が巻道になっていたのだが、いつの間にかそれとは別に踏み跡ができていた。なんだか必要以上に山が荒らされているような気がする。
書策新道を少し歩いて、セドノ沢に行き当たったところで、再び沢に入る。
白竜ノ滝を見送り、書策新道と分かれた後も水量は多かった。
普段は涸れ滝となっている絶壁も、今回は思いきり水が流れ落ちていた。
これを見て、今回はここで終わりとすることにした。左から巻いていくにしても、シャワーを浴びなければならないし、その先に続く涸れ滝も水が流れているかもしれない・・・
書策新道まで引き返したところで、靴を履き替えることにした。
今回はヤマビルもいなかったかと思ったら、靴下に1匹小さいのがくっついていた。そして、渓流タビにももう1匹。靴下についていたほうが吸血の態勢に入っているようにも見えたが、生地が厚くて吸血には至らなかったようだった。そんなわけで、今回も被害はなかった。虫除けスプレーをかけて落とすと、念入りに始末した。
その後、書策新道を表尾根に上がり、塔ノ岳、鍋割山と回って、大倉に下山した。
下界は真夏日となって暑かったようだが、沢はまったく涼しく、山の上もガスがかかって涼しかった。