今年のシロヤシオは例年より1週間程度遅れているらしい。それでも、西丹沢方面の登山者は多くなって、バスも増発されているようだ。
西丹沢自然教室のあたりは車も多かった。駐車場は当然満車だったので、路上駐車している車も多かったのだが、警官がチェックしていたから、この時期の西丹沢に安易にマイカーで出かけるのは控えた方がいいかもしれないね。
シロヤシオが目的なら、今回は檜洞丸に登るよりも畦ヶ丸の方が楽しめそうだったが、やっぱり檜洞丸に登った人の方が多いんだろうな。まあ、私も檜洞丸に登ったんだけど。
ツツジ新道は登山者が多くなってきた。
トウゴクミツバツツジがポツポツと咲き始め、シロヤシオもわずかに咲き始めていたが、ほとんどがまだ蕾である。ツツジ新道の場合、ツツジが多いのは標高1400m以上だから、まだ1週間早かった。
今回、展望は全然期待しておらず、展望園地にもよらなかったのだが、山頂近くなったところで振り返ったら、富士山が見えた。
檜洞丸で休憩した後、いよいよ今日の本番である。
ユーシンへ下ると言ったら、さるお方から朝日向尾根を勧められたが、いまだ歩いたことのないこのコースを下りで使うのは迷う危険もあるし、時間もかかりそうなので、いつかそのうち・・・ということにして、同角山稜へ向かう。
同角山稜のシロヤシオも蕾が多かったが、同じ程度の標高でもツツジ新道よりも咲き始めている木が多かったような気がした。同角山稜ではツツジ新道よりも標高の低いところにもシロヤシオが多いので、大石山へ向かっていくと花も多くなっていった。標高1200m台ではすでに見頃になっていた。トウゴクミツバツツジも咲いており、いい感じになってきた。
展望の良い大石山でちょっと休憩。大石山からは主脈の山並みを眺められた。
大石山から少し下って、大石のところにもシロヤシオがある。以前来たときは、いつも花が散った後だったが、今回はちょうど満開だった。
ユーシンロッジから玄倉林道へ向かう途中で一組の登山者に会った。時間的にこれから檜洞丸に登るとも思えなかったので、ユーシンロッジに泊まるのだろうか?
玄倉林道を雨山橋の手前まで行くと、もう一組の登山者が雨山峠からの登山道をやって来たところだった。やはりユーシンロッジ泊まりだろうか?
雨山峠を越えて寄へと下っていく。
寄沢沿いのルートを下っていくと、そのうちチラホラ登山者を見かけるようになった。鍋割山から下ってきたのだろうか。
登山道が終わり、車道に出ると、バス停まで走って下った。
寄バス停に着く頃、ちょうどバスがやって来た。いいタイミングだった。近くの売店の自販機でジュースを買ってバスに乗ったのだった。(酒類の自販機はなくなっていた。)
シロヤシオは丹沢で最も人気のある花だろう。シロヤシオを見るために何度も丹沢に登ってきた。
今年も見頃を迎え、しかも今年は花付きがよいのだから、うれしくなってくる。
この時期はとかくツツジに目が行ってしまうが、ツツジだけでなく色とりどりの花が咲いている。
今回も、赤い花、白い花、黄色い花・・・いろいろな花が咲いていて、楽しむことができた。
さあ、次はあのコースを行こう!