今日は快晴かと思いきや出かけてみれば雲が多かった。
それでも電車に乗っていくうちに晴れてきたし、塩山からバスに乗っていくと、南アルプスがさすがに近いだけあってきれいに見えた。また、今日の目的地のあたりには霧氷が付いているようだった。
2004年に訪れたとき、バスは100円だったが、今回は300円だった。
裂石の大菩薩峠登山口から登っていく。しばらくは車道歩きである。上日川峠方面との分岐を左へ進んでいく。日影に入ると雪道になっているところもあったが、雪のないところのほうが多い。
登山道に入っても、雪はあったりなかったりである。丸川峠までの登山道の雪は少なく、一部は氷になっているのでちょっと歩きにくい。
丸川峠に近くなると、溝状になった登山道の真ん中が氷で、歩きづらいことこの上ない。
やがて、ちょっと開けた丸川峠に到着。ほんのうっすらとだが富士山が見えた。
丸川峠の先も少しの間、氷の道が続くが、やがて樹林帯に入ると歩きやすくなる。
稜線の北側に登山道がつけられており、完全な雪道となる。しっかりとトレースがついているし、それほど雪は多くもなかったが、多いところで30〜40cmぐらいあっただろうか。氷の道と違って歩きやすい。
樹林帯で展望は開けないが、木々の間から奥秩父の山並みが眺められた。
また、ちょっとだけ展望の開けたところがあって南アルプスの白峰三山が眺められた。
丸川峠経由の登山道は途中、チラホラと登山者に会ったが、歩いている人は少なかった。
山頂目指して登っていくと、やがて周囲の木々にうっすらと霧氷が付いているのに気づいた。バスから見て気づいたとおり、やっぱり霧氷が付いており、霧氷が消える前になんとか登ることができたのだった。
そして、まもなく大菩薩嶺に到着。山頂には数人のグループがおり、私の到着後には、向こう側からさらに人がやって来た。霧氷が付いているが、樹林帯であり、ベンチもないので、すぐに出発した。
霧氷の付いた下を歩いていくと、他にも休憩している人たちなど案外人がいた。大菩薩峠経由で登ってくる人が多いのだろう。
雷岩まで行くと樹林帯を抜けて展望が開けるのだが、残念ながら曇り空で、さほど遠くまでは見えなかった。風もあって、寒くなったが、山頂付近よりも霧氷がきれいに付いていた。
霧氷の写真を撮りながら下っていくが、標高2000mのポイントを過ぎると、霧氷はほとんどついていなかった。
避難小屋のある賽ノ河原を通って親不知ノ頭へと向かう。このあたりは案外雪も多めで、ちょっと楽しかった。
大菩薩峠で昼食にすることにした。介山荘であったかいコーヒーでも飲もうと思ったら、豆を切らしているということだったので、カップラーメンを買って食べて暖まることにした。
大菩薩峠からの下り始めは雪があって楽しい道だったが、楽しいのは上の方だけだった。
しばらく下るとぐちゃぐちゃなところも出てきた。
福ちゃん荘からは車道も通っているが、もちろん登山道を下る。
上日川峠でまた車道に出て、そしてまた登山道に入る。
登山道の雪はあったりなかったりである。半端な雪はかえって滑りやすかったりするので、あまりペースを上げられない。
14時52分発のバスに乗るつもりだったが、完全に乗り遅れた。
次のバスは16時47分で、1時間半も待たなければならなかった。
それで、バス停の前にある番屋茶屋でコーヒーを飲むことにした。蓬団子付きを勧められて食べてみたら、おいしかった〜
そして、バスがやってくるまで、番屋茶屋でのんびりと休憩していたのだった。