雲ひとつない晴天の日に行こうと思っていたところがあった。
今回、絶好のチャンス到来。
電池切れで目覚まし時計が鳴らずにちょっと寝坊してしまったが、出かけていくことにした。
スイッチバックを繰り返して登っていく登山電車というのも味があるが、時間がかかるのは否めない。ケーブルカーに乗り換えて、早雲山駅までたどり着いたときはもう11時近かった。
早雲山駅の前から登山道に入り、急いで登っていく。
いつ降ったのか、登山道にはうっすらと雪がついていた。
駒ヶ岳への分岐を過ぎると、木の間から富士山が見えた。青空をバックに雲ひとつなかった。
すぐに大涌谷への分岐となる。そして、さらに進むと冠ヶ岳の分岐となるが、今回は冠ヶ岳にはよらずに神山へ急ぐ。
神山の山頂は木に囲まれているが、ちょっと眺めの良いところがあり、富士山を眺めた。
山頂はけっこうにぎわっていたので、すぐに出発。駒ヶ岳へ向かう。
一昨年訪れたとき、神山からの下りの登山道は溝状に掘れて歩きにくかったが、その後、整備されたようで歩きやすくなっていた。とはいうものの、従来の登山道の横に新しい登山道ができたのであって、従来の登山道は溝状に掘れたまま残されていた。
鞍部から駒ヶ岳へ登り返す。
駒ヶ岳山頂からは360度の展望が楽しめた。富士山や南アルプス、丹沢山塊、相模湾、芦ノ湖、駿河湾と素晴らしい眺めである。
すでにお昼を過ぎていたが、相変わらず天気が良かったので、久しぶりに芦ノ湖へ行くことにした。
ロープウェイであっさりと箱根園に下ってしまい、それから元箱根へ向かう。
始めは車道を歩いて行くが、すぐに湖岸の遊歩道に入る。水際まで木が生い茂っているので、湖の視界が開けるところは限られるが、車道を歩くよりはるかに良いことは言うまでもない。
元箱根港は富士山を眺める絶好のスポットである。箱根神社の赤い鳥居を入れて富士山を撮った写真はあちこちでよく見かける。
元箱根港の先の半島のように突き出たところが恩賜箱根公園で、ここからも富士山を眺めた。
恩賜箱根公園を抜けると、関所跡を通って、箱根町に到着。
箱根町からは箱根新道経由の箱根湯本行きバスに乗った。こちらは箱根新道を一気に走っていくので、けっこう早かった。