霧ヶ峰でスノーシュー

日付 :2010/02/20
コース:車山→車山乗越→北の耳→物見岩→蝶々深山→車山乗越→車山高原

 昨年3月、「山の散歩道」のsanpoさんの記録を見て、これは私も行かなければ・・・と思っていた。
 2月に入ってからちょくちょく雪が降ったりして、天気が不安定になっていたが、この週末は久しぶりに晴れということだったので、霧ヶ峰まで行ってみることにした。
 今回は、バスの切符やスノーシューのレンタル、そしてコース設定まですべてsanpoさんの記録を参考にさせてもらった。

 霧ヶ峰はスノーシューをレンタルして、誰でも手軽に雪のある山を楽しむことができる。
 日帰りで行くことができる。
 八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスなど360度の展望を楽しめる。
 冬期ここを訪れる人のほとんどがスキーかスノーボードだが、スノーシューでも十分に楽しめるところである。
 車山は山頂までリフトで上がれるので、登山の対象として考えにくいかもしれないが、雪のある時期なら意外と楽しめていいところかもしれない。スキー場はにぎわっているが、スノーシューで歩く人は少ないので、登山道はだいたい静かである。

 今の時期、車山高原へのバスは本数が少なく、茅野駅を10時20分発のバスに乗ることにした。
 それに合わせるため、八王子駅を8時1分発のあずさ3号に乗っていった。8時33分のあずさ5号でも間に合うがいちおう余裕を持っていくことにした。あずさは混んでいて座れず、山梨市でようやく座れた。あずさからは左に甲斐駒、右に八ヶ岳と眺めが良かった。
 茅野駅からのバスは「蓼科高原ラウンドバス1日券」(2,000円)を利用する。バスからも雪をかぶった山が見えて楽しくなってくる。車山高原が近くなってくると、道路脇の樹氷がきれいだった。天気がよいので、日焼け止めを塗っておいた。
 車山スカイプラザでスノーシューとストックをレンタルした。スノーシューは半日(4時間)500円、ストックは半日600円だった。
 山頂までリフトを利用する。2つのリフトを乗り継いでいくので、1回券(500円)を2枚買う。
 そして、スキー、スノボーの人らに混じってリフトに乗って、山頂まで上がっていった。

 リフトを降り、スノーシューをつけ、さらにサングラスをして、出発としたときすでに12時18分だった。帰りは4時10分のバスに乗って帰る予定だから、あまりのんびりはしていられない。
 すぐ上、ほんの数m登れば車山の山頂である。
 山頂には予想外に多くの人がいて驚いた。スノーシューに来る人もけっこういたんだ!

気象レーダードーム
気象レーダードーム
蓼科山〜八ヶ岳
蓼科山〜八ヶ岳

 蓼科山〜八ヶ岳の眺めが良かった。南アルプスや中央アルプスも見えたが、こちらは逆光となってしまい、写真は省略。八ヶ岳と南アルプスの間に富士山も見えていた。北アルプスのほうは残念ながらくもっていた。

 車山乗越への下りがよくわからなかった。ゲレンデを横切っていくわけにはいかないし、どこから下るのだろう? と思って、よく見ると、ちょっと急な斜面に踏み跡があった。そして、ゲレンデの脇を通って、車山乗越へと下っていった。

真っ白な斜面
車山乗越への下りで振り返る
車山の北側斜面
山頂のドームの下にゲレンデがある

 車山乗越の指導標を目指して下り、そこからさらに直進して北へ向かう。もう、このあたりからは、ほとんど人に会わなくなる。樹林帯がないので、どこも見晴らしがいいが、スキー以外の人はめったに見かけない。トレースはあるが、さほど多くの人が歩いた跡はない。

車山
車山乗越から登り返して、車山を振り返る

 殿城山分岐で左に折れて、山彦尾根を南の耳へ向かう。
 南の耳まで行って、ちょっと休憩。蓼科山や八ヶ岳など眺めがよい。
 下のスキー場で気温0℃ぐらいだったので、山の上は当然氷点下。休憩中、風が吹くとやはりちょっと寒いが、たいしたことはなかった。歩いている分にはまったく問題ない。

蓼科山
蓼科山(南の耳から)

 時間に少し余裕があったので、北の耳まで行ってみることにした。
 南の耳から北側のちょっと急斜面を下って、北の耳へ向かう。
 北の耳でまたちょっと休憩。美ヶ原は見えるが、その向こうの北アルプスに雲がかかっているのが残念でならない。

浅間山
浅間山(北の耳から)
蓼科山〜八ヶ岳
蓼科山〜八ヶ岳

 北の耳より先へ行くと、帰りのバスに間に合わなくなりそうなので、ここで引き返すことにする。

南の耳
北の耳から引き返す。前方に見えるのは南の耳。

 南の耳へ引き返しつつ、途中で進路を右に変えて、物見岩へ向かった。
 あたりはすべて開けているから迷うことはない。

物見岩
物見岩

 物見岩からは前方に車山を見ながら、その手前にある蝶々深山へと向かう。
 蝶々深山で久しぶりに他の登山者に会った。

左に蓼科山、右に車山
蝶々深山から車山乗越へ向かう

 蝶々深山から車山乗越への道は、大勢の人に歩かれていた。山彦尾根のほうは歩く人も少なそうだったが、こちらは歩く人が多いようである。

車山
車山

 車山乗越からはスキー場のゲレンデの脇を下っていった。
 車山高原に戻ったのは3時19分だった。スノーシューをつけて歩いていたのは3時間と短かったが、それでも十分楽しむことができた。ふかふかの雪もあれば、締まった雪もあったが、スノーシューをつけて歩いていく分にはまったく問題なく、歩きやすいところだった。すべて開けたところなので、見晴らしが良く、迷う心配もない山だった。

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