レンゲショウマは丹沢にもあると言うが、すっかり希少種になってしまったようで、丹沢ではまだ見たことがない。
レンゲショウマというと御岳山が有名で、今年もすでに見頃になっているというので、行ってみることにした。
以前は、夏にどこか下の方の駐車場から御岳山の山頂まで走って登ったりしたものだが、今回はレンゲショウマを見るのが目的だから、ケーブルカーに乗っていく。
ケーブルカーの御岳山駅からレンゲショウマの群生地はすぐである。
平日とはいえ、レンゲショウマを見に来る人は多い。多くの人が写真を撮っている。
30分ぐらい経ったかなと思って、時計を見たら、あっという間に1時間が過ぎていた。
お昼を過ぎていたので、おそばを食べた。
見るもの見たし、食べるもの食べた。さて、これからどうするか?
たまにはこの辺の山を歩いてみようか・・・というわけで、大岳山へ向かうことにした。
その前に、まずは御岳山の山頂に登る。
山頂の神社にお参りして長尾平分岐へ下ると、大岳山へと向かっていった。
この道は、起伏が少なく道幅も広めの歩きやすい道である。
大岳山には過去2回登ったことがあるが、いずれも長谷川恒男CUPに参加した際に登ったから夜中であり、日中に登るのは初めてである。夜中にボロボロになって登るのと、昼間元気に登るのとでは全然違う。山頂付近はけっこう険しい山だと思っていたが、思ったほどでもなく、あっさりと山頂に着いた。山頂は思っていたほど広くはなかったし、展望もそれほど開けていなかった。
ちょっと休憩した後、鋸山へ向かう。こちらもひと下りすると、あとはなだらかな尾根を進んでいく。御前山方面との分岐を過ぎると、まもなく鋸山に到着。
そして、奥多摩駅へと下っていく。
途中、ちょっとよさそうな雰囲気の岩場になったと思ったら、小さな祠と天狗の石像2体があった。
どの辺だったか、ジグザグに下っていく途中、レンゲショウマが群生しているところがあった。ジグザグになった登山道の間に群生しており、登山道からちょっと離れていたので写真は撮らなかったが、御岳山でなくても、案外奥多摩のほうにはレンゲショウマが多いのだろうか。
一旦、林道に出た後、再びちょっと登り返すと、愛宕神社に到着。
愛宕神社から少し下っていくと、急な長い石段が現れた。真っ直ぐに伸びた急な長い階段であり、踏面が狭いので駆け下りるようなことはできず、一歩一歩ゆっくり下っていくしかない。
階段を下ると、もう終わりは近い。
やがて、登山口に出て、多摩川を昭和橋で渡れば、奥多摩駅はすぐだった。