シロヤシオ見頃だが・・・

日付 :2009/05/25
コース:西丹沢→檜洞丸→蛭ヶ岳→丹沢山→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 西丹沢はツツジの時期、多数の登山者が訪れて、たいへん混雑することになる。
 だから、できることなら平日に行きたいところである。
 この時期に、ちょうどタイミングよく、土曜出勤があり、その振り替えで平日に休みとなったから、すかさず西丹沢へ向かうことにした。

 西丹沢自然教室に到着したとき、ほとんどたいしたことはなかったが、小雨が降っていた。
 今回は、久しぶりに西丹沢から大倉へ縦走する予定だが、最近の練習不足から体力も落ちているだろうから、アミノバイタルを飲んでいく。

 平日とはいえ、さすがにツツジコースはそれなりに人がいた。
 出発時にはちょっと雨が降っていたが、その後、あっさり上がって、上の展望台に着く頃には雲も切れて晴れ間が見えてきていた。山頂近くまで行くと、富士山も見えた。
 シロヤシオは下の方はすでにかなり散っていたが、上の方ではけっこう花を付けた木もあって楽しめた。

シロヤシオ
ツツジコース上部のシロヤシオ

 シロヤシオはすでに山頂付近でも見頃になっており、この分だと、山開きの頃には山頂付近でも散り始めてしまうのではと思われた。トウゴクミツバツツジは花が少なかったが、ところどころでいっぱい花を付けた木もあった。

トウゴクミツバツツジ
檜洞丸山頂のトウゴクミツバツツジ
トウゴクミツバツツジ
鮮やかなトウゴクミツバツツジ
大室山
大室山も晴れてきた

 檜洞丸から蛭ヶ岳へ向かうと、まったく人に会うこともなくなった。
 当たり年なら、ここもツツジが多くて楽しめるところだが、今年は花が少なめだし例年より早かったので、あまり楽しめなかった。
 アカバナヒメイワカガミも花が散ってしまっていたし、コイワザクラも終わっていた。

 アミノバイタル効果かどうかは定かでないが、蛭ヶ岳への急登も元気に登っていくことができ、まったく体力に不安は感じなかった。
 展望が開けても、もう富士山は見えなかった。天気は次第に良くなっていくのかと思ったが、晴れ間が広がったのは束の間だったか。

臼ヶ岳、檜洞丸
臼ヶ岳、檜洞丸(その間に同角ノ頭)

 蛭ヶ岳の山頂付近でもすでにシロヤシオが見頃になっていた。
 やはり次の週末ではちょっと遅いようである。

シロヤシオ
シロヤシオ(右は檜洞丸)

 蛭ヶ岳から先もまだまだ長いので、のんびりせずに行く。
 ところどころで、ブナの新緑やツツジを楽しむ。
 不動ノ峰の笹原ではシカの子供がうずくまっているのを見つけた。子鹿は、普段、こんなふうに草原とかの中に隠れているのだとか。

新緑のブナ
主脈縦走路のブナ

 早戸川乗越から丹沢山へ登っていく途中、毎年花付きの良いシロヤシオが今年もいっぱい花を付けていた。トウゴクミツバツツジの花は少ないが、ところどころでいっぱい花を付けた木を見かけた。

シロヤシオ
シロヤシオ(丹沢山への急登の途中)
トウゴクミツバツツジ
トウゴクミツバツツジ

 丹沢山を過ぎると、けっこう登山者と会った。みやま山荘泊まりの人たちだろう。
 塔ノ岳北面のシロヤシオもまずまずだったが、すでにけっこう散った木も少なくなかった。

散ったシロヤシオ
けっこう散っていたシロヤシオ(塔ノ岳北面)

 塔ノ岳から鍋割山へ向かったが、鍋割山に到着しとき、ちょうど草野さんが小屋を閉めて下山するところだった。なので、小屋で休憩はできなかった。
 鍋割山稜のトウゴクミツバツツジは少なかったが、鍋割山ではサラサドウダンが咲いていた。
 今回、ツツジ以外、花は少なかったが、キンランが咲いていた。
 この花はシカに食べられたり、人に採られてしまったりするらしいが、ランは菌類と共生しているため、持ち帰っても枯らしてしまうだけである。どうか、そっとしておいてほしいものである。

キンラン
キンラン

 アミノバイタル効果か、鍋割山までいい調子だったが、最後の西山林道ではお腹が減って、ペースがた落ち。もう少し食事をしっかり取るべきだったようだ。

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