西丹沢行きのバスは増発されていたが、畦ヶ丸の登山者は案外少ないのか、下棚で写真を撮っている間、他の登山者はやって来なかった。(あとで写真を確認して気がついたのだが、下棚にはロープが残置されていた。)
下棚を見物した後、前から気になっていた尾根に取り付くことにした。
下棚沢と本棚沢の中間尾根にはかなりしっかりした道が付けられていた。何箇所か沢に降りられるところもあったが、今回は沢歩きが目的ではないので、確認だけで沢には降りなかった。(F3手前で途中まで降りて、写真を撮った。)
沢から離れて、P911mあたりまで登ると、気持ちの良い尾根になった。しばらくは、のんびり歩くのに良い道が続いた。
ところどころで、ギンリョウソウやフデリンドウなども咲いていた。
上部はさほどよい道でもないが、尾根を忠実に登っていけばよいので迷うようなところはない。やがて、一般道に出ると、もう一息で山頂である。
畦ヶ丸の山頂や避難小屋前のベンチには人がいたので、そのまま先へ進む。
モロクボ沢ノ頭まで行って休憩。
モロクボ沢ノ頭から久しぶりに西へと向かう。新緑がきれいで気持ちの良い稜線だが、大界木山を越えて、城ヶ尾峠まで行ったところで、地蔵平へ下っていくことにした。この径路は崩壊しているところがあるので、現在は廃道扱いになっているらしく、城ヶ尾峠ではこちら方面の指導標はなくなっていた。
地蔵平へ向けて下っていくと、すぐに崩壊箇所があった。確かに危険のあるルートだが、注意していけば、さほど問題なく通過できた。信玄平から先はまったく問題ないルートだったが、植林帯のため楽しさも半減。
やがて、大又沢に降りて、飛び石で渡ると、林道に出た。
林道を千鳥橋まで下ったところで、再び登山道に入る。
千鳥橋から二本杉峠への登山道も現在は廃道扱いのようで、どちら側にも指導標はなかった。
千鳥橋から入って、しばらく歩くと、斜面をトラバースしていく細い道になる。ところどころ注意は必要だが、特に問題になるような危険箇所はなかった。後半、二本杉峠への登りになるが、あちこちに目印のテープがあり、迷うことなく二本杉峠にたどり着く。
二本杉峠から上ノ原への道も最初はしばらく斜面をトラバースしていく。しかし、こちらは整備された良い道だったので、久しぶりにいいペースで走っていった。
細川橋バス停で時刻表を確認し、次のバスまでまだしばらくあったので、浅瀬入口まで走っていった。浅瀬入口バス停にはバスと同時に到着し、そのままバスに乗ったが、このバスは臨時増発された便で、乗客は私の他に1人だけだった。そして、谷峨駅で2人とも降りてしまったのだった。
5月10日
花を求めて近場の低山をうろうろした。
ササバギンラン見つけてラッキー!
その後も、あちこちでササバギンランを見つけた。
予想外にもあちこちで見られたのはよかったが、他には特筆すべきものは見つけられなかった。