東丹沢低山徘徊

日付 :2009/03/07
コース:煤ヶ谷→三峰山→唐沢峠→鐘ヶ嶽→広沢寺温泉入口→巡礼峠→七沢森林公園

 宮ヶ瀬行きのバスはけっこう混んでいることが多いが、今回はまったく空いていて、余裕で座っていくことができた。煤ヶ谷では私の他に2人降りた。

 というわけで、今回は煤ヶ谷からスタート。
 谷太郎林道に沿って進んでいき、鳥屋待沢を過ぎたところで尾根に取り付く。そして、植林帯をぐんぐん登っていく。
 急登が一段落すると、歩きやすい道になる。静かでなかなか雰囲気の良い尾根を登っていく。
 このルートはところどころに急登の部分があるが、全般的にはけっこう気持ちのよいルートである。
 急登になるところで左に巻いていく踏み跡をたどっていくと、左手にのびている尾根と合流した。マス釣場のほうにのびている尾根もなかなか雰囲気がよい。(もちろん、それがずっと下まで続いているわけではないだろうが。)

快適な尾根道
気持ちのよい尾根歩き

 この尾根と合わさったところで、右に曲がる。そして、右手の木々の間に西山、そして左前方には三峰山らしくギザギザの稜線を見ながら登っていく。
 再び左に折れると、核心へと近づいていく。
 P777mまでは登る分にはまったく問題のなく、歩きやすいルートである。
 が、P777mを過ぎると、尾根はやせて、いかにも三峰山らしくなってくる。木の根が浮き出し、土壌の流出が激しいのがよくわかる。

P777mの少し先
P777mを過ぎると稜線がやせてくる

 しばらく行くと、トラロープが張られた場所があった。だんだん歩きにくくなる。その後はトラロープの連続で、急登を登っていく。
 トラロープが終わり、歩きやすい道に変わると、登山道は近い。最終的には昨年春に登りついたすぐ近くの登山道に飛び出すことになる。
 あとは、クサリがいっぱい設置された登山道をアップダウンを繰り返しながら北へ向かって、山頂に到着。そして、山頂で昼食。

三峰山山頂
三峰山の山頂

 三峰山から来た道をちょっと引き返して南へ向かう。ベンチのあるところまで進んだところで、登山道をはずれて唐沢峠へ向かう。
 このルートも以前よりテープの目印が多くなっている。あまり多いと興醒めである。迷うようなところにあるならともかく、なんでもないところにも多く目に付く。
 一番迷いやすい、左に折れるところには、直進しないようにロープで通せんぼしてあるので迷う心配はない。
 唐沢峠からしばらくは整備された登山道を行く。
 そして今度は梅の木尾根(それとも薬師尾根か?)へ向かう。
 梅の木尾根への入口には間違って入らないようロープが張られていた。また、以前指導標にあったマジックの書き込みは消されていた。
 勝手知ったる尾根を下っていき、大沢分岐で左の鐘ヶ嶽へ向かう。いつの間にかお手製の指導票が増えている。

三峰山方面の眺め
三峰山方面の眺め

 途中、すりばち広場(名前のとおりすり鉢状のところがある)のあたりはハイキングコースにもなっているので、立派な指導票もある。しかし、鐘ヶ嶽や大山へのルートは整備された登山道ではないのだから、そこに鐘ヶ嶽や大山を指す指導票があるというのも不思議なものである。
 P674mの先で左に折れると、柵に沿って下っていく。

鐘ヶ嶽
鐘ヶ嶽

 そして、山の神隧道の上を越えて鐘ヶ嶽へ登り返す。もうここからは整備された登山道である。
 二体の仏像が建つ山頂の下には浅間神社があり、神社の下は石段が続く。歩きにくい石段だが、両脇にロープが張られていた。

浅間神社
浅間神社

 ところどころで、開けたところがあって、経ヶ岳〜華厳山〜高取山の稜線もよく見えた。採石によって削られた稜線が痛々しい。

西山の稜線
採石によって削られた稜線が痛々しい

 鐘ヶ嶽の登山道には丁目石のほかに石仏も多数あり、大日如来のあるところからは鐘ヶ嶽の山頂付近が眺められた。

石仏と鐘ヶ嶽
大日如来と鐘ヶ嶽山頂の眺め

 車道に下りて、広沢寺温泉入口バス停に着いた時点でまだまだ早い時間だったので、そのまま先へ行くことにした。
 少し行ったところで左の順礼峠への道に入る。日当たりのよいところではタチツボスミレモもちらほら咲いていた。
 順礼峠から北へ向かえば白山までハイキングコースが続いており、こちらは以前歩いたことがあるので、今回は南へ行くことにした。
 順礼峠から南は七沢森林公園として整備されているところで、散策路がいろいろあるようだ。今回は尾根道を伝って南の出口まで行くことにした。
 その後は、適当にバスの時間を見計らい、小野宮前からバスに乗った。

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