1月30日〜31日の雨で丹沢の雪は解けてしまったらしい。
ということは、先週よりも登山道の状態は悪いだろう。
じゃ、どこへ行こうか・・・ということで、久しぶりにあっちのほうに行ってみようか・・・なんていう考えはあった。が、出かけていって見れば、天気は快晴で、富士山もきれいに見える。そして、今日は一日雲がかからず、きれいに見えそうだった。
それで、急遽、予定変更して箱根へ行くことにした。これまで箱根であまりきれいな写真を撮っていなかったからである。
新松田から箱根登山バスで地蔵堂に向かった。
というわけで、今回は地蔵堂からスタート。
富士山を眺めるのが目的なので、まずは足柄峠へ向かう。舗装された道路を行き、途中から登山道に入る。ジグザグに登っていく車道を何度か横断していき、やがて足柄峠に到着。
足柄峠は富士山の眺めが良く、自動車で簡単に行ける場所なので、けっこう人が多い。
足柄峠からは真っ白になった富士山が、前にさえぎるものもなく、大きく見えた。
足柄峠から金時山へは途中まで自動車で乗り入れ可能な林道である。金時山の山頂直下までなだらかな道が続く。が、山頂直下から突然、急な登りとなる。
12箇所にアルミのハシゴが設置された急登を登り切ると、まもなく山頂である。
金時山からは富士山の右に北岳が見えたほか、相模湾や駿河湾も眺められた。富士山に雲がかかる気配はなく、最高の天気だった。
金時山から矢倉沢峠まで下って、登り返していく。
全般的にハコネダケの中を歩く部分が多いから展望のよい場所は限られるが、ところどころで展望を楽しんでいく。矢倉沢峠から登り返していくところで振り返ると、金時山がよく見えた。左の方に真っ白く見えるのは富士山の頭の部分である。
箱根外輪山は金時山付近が急なのを除けば、全般的になだらかな道が続く。そして、アップダウンを繰り返しながら明神ヶ岳へ向かっていく。
明神ヶ岳の少し手前で北側が開けて、丹沢山塊を一望できた。
やがて明神ヶ岳に到着。
写真を撮るにはちょっと遅いかと思ったが、富士山はまだきれいに見えた。丹沢だと空が白くなってしまう時間だろうが、箱根からだと見る角度も違ってくるので、青空をバックに撮ることができたのだった。明神ヶ岳から見ると、金時山の上に富士山が見える。
富士山の右には南アルプスの間ノ岳、北岳、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳がよく見えた。
さらに、山頂の東側からは相模湾が青く見えた。
江ノ島や東京湾もはっきりとよく見えた。
明神ヶ岳から明星ヶ岳、塔ノ峰と通って箱根湯本を目指す。
途中、一旦車道に出て、900mほど車道に沿っていき、再び登山道に入って登っていくと、最後のピークの塔ノ峰。そして、塔ノ峰から阿弥陀寺まで下ると、登山道は終わり、車道を箱根湯本まで下っていった。
今回は、朝、新松田まで行ったところで、急遽予定変更して箱根に行くことにしたが、足柄峠、金時山、明神ヶ岳でしっかりと写真を撮れたので、「当たり」だった。