雲取山から石尾根縦走

日付 :2007/11/04
コース:鴨沢→雲取山→七ツ石山→鷹ノ巣山→六ツ石山→奥多摩駅

 丹沢あたりはちょうど登山者が多い時期である。
 その辺は奥多摩も同様だが、雲取山の場合は一般的に一泊するだろうから、それほど多くもないだろう。というわけで、久しぶりに雲取山に行くことにした。
 3年前の同じ時期に訪れたときは青梅線のホリデー快速おくたま号は登山者でいっぱいだったが、今回は空いていて、座っていくことができた。

 10時8分、鴨沢からスタート。鴨沢のバス停には下山者が数人バスを待っていた。
 鴨沢からのコースは傾斜も緩やかで走りやすいコースである。走っていても息が上がることはないし、前半は疲れを感じることもない。
 一般的には一泊する山ということで、日曜日の今日は下山してくる人にけっこう会ったが、登りの人は少なかった。

黄葉、紅葉
黄葉、紅葉

 前半はまったく走りやすい登山道だが、ブナ坂に近づくにつれ、少しずつきつくなってくる。とはいえ、歩くほどではなく、少し我慢すればまたなだらかな道になるので、とりあえず走っていけた。
 ブナ坂で左に折れて登っていくと、周囲が開けてくる。振り返れば七ツ石山が見え、前方左手には飛龍山方面が眺められる。周囲には黄葉したカラマツが多かった。

七ツ石山
七ツ石山
飛龍山、三ツ山
飛龍山、三ツ山

 ブナ坂からは急な登りも出てくるので、適当に歩きながら登っていく。
 奥多摩小屋の先はけっこう急な登りだった。

山頂の避難小屋が見えた
左奥に山頂の避難小屋が見えた

 小雲取山を越えると、山頂までもう少しである。
 左側が開けたなだらかな道を登っていき、最後に急坂を登れば、雲取山避難小屋で、そこから右に少しいけば、山頂である。
 体力が落ちて、ちょっと遅かったかと思ったが、なんとか2時間半以内で登ることができた。
 朝のうちは晴れていて、登山日和と思われたが、お昼にはすっかり雲が広がってしまった。
 山頂で少し休憩した後、下山開始。今回は石尾根を縦走して奥多摩駅まで下る予定である。
 というわけで、ブナ坂までは来た道を引き返していく。

石尾根
避難小屋から石尾根を見下ろす

 ブナ坂まで下ってから、七ツ石山へ登り返す。後半に入ってからの登りはきつく感じられるものだが、この登りはさほど長くはないので、案外あっさりと七ツ石山の山頂に着く。
 山頂から振り返れば、雲取山から下ってきた稜線が眺められた。

雲取山
雲取山(七ツ石山から)

 七ツ石山から鷹ノ巣山へのコースは、稜線を忠実に歩くなら、いくつかピークを越えなければならないところだが、稜線の南側を巻くように縦走路がつけられているので、鷹ノ巣山避難小屋まではほとんど平坦で歩きやすいコースである。ただし、鷹ノ巣山への登りは七ツ石山の登りよりも長かった分、ちょっときつかった。
 鷹ノ巣山からは大岳山や御前山などが眺められたが、完全な曇り空では眺めもいまいち・・・

大岳山と御前山
大岳山と御前山(鷹ノ巣山から)

 鷹ノ巣山から六ツ石山への登山道も概ねなだらかで歩きやすかった。紅葉もそれなりに楽しんでいったが、結局、ほとんど写真を撮っておらず・・・
 縦走路は六ツ石山の北側を巻いていくので、分岐からちょっと戻るようにして六ツ石山の山頂に寄っていった。しかし、山頂に着くと、そのまま回れ右して下山。
 あとは奥多摩駅を目指してひたすら下っていく。
 途中で、分岐があるが、右の道は早めに林道に出てしまうようだし、左の道のほうが若干コースタイムが短いので、左の道を進む。
 稲荷神社の下で林道に出て、舗装道路を下っていく。ショートカットしながら下っていくと、やがて青梅街道に出た。そして、交差点で左折して奥多摩駅に到着した。
 終盤はかなりペースも落ちたが、なんとか暗くなる前に下山したのだった。


鴨沢(10:08)→ブナ坂(11:49)→雲取山(12:37-12:44)→七ツ石山(13:31-13:38)→鷹ノ巣山(14:38-14:41)→六ツ石山(15:35)→奥多摩駅(17:06)

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