西丹沢行きのバスに乗る予定が、わずかの差で乗り損ねてしまった。次のバスまで30分待ちと思っていたら、勘違いだったようで、1時間待ちだった。さすがにそれでは遅すぎるので、予定変更。檜洞丸は中止にして、大野山に行くことにした。
御殿場線谷峨駅からスタート。
3月初旬では花を楽しむには早過ぎると思っていたのだが、今年はどうも違うようである。
2週間前の時点ですでに大倉のあたりでオオイヌノフグリやヒメオドリコソウが咲いていたのだから、当然とも言えるのだが、大野山への登山道沿いにはいろいろな花が咲いていた。
菜の花畑は満開で一面黄色い花が咲き誇っていた。
登山道を登っていくと、樹木がなくなり牧草地になるが、オオイヌノフグリがあちこちにたくさん咲いていた。ホトケノザなど他の花も咲いている。
日差しは暖かく、ジャージを着ていたら汗びっしょり。途中でジャージを脱いでTシャツ一枚で行くことにした。
天気は良かったが、空気の澄んだ冬と違い、春らしく、丹沢の主稜線は霞んでいた。富士山も山頂付近は見えたものの、かなりの部分雲に隠されてしまっていた。
大野山に登る途中でも新しくトイレを設置していたのだが、山頂でも新たにトイレを設置していた。
山頂で少し休憩した後、丹沢湖へ向かう。
しばらくは林道を進み、林道の終点から登山道に入るのだが、林道終点では工事を行っており、林道はさらに先まで延びていくようである。
丹沢湖への登山道ではミツマタやダンコウバイの花が咲いていた。
三保ダムに下りた後、時間的にもまだ早過ぎたので、周辺を軽く走った。
落合隧道の西側の梯子沢橋で水音がするので、山側を見ると、滝がのぞいて見えた。それで、ちょっと寄っていってみることにした。8mぐらいの滝で、その上にすぐもう1つの滝が続いている。道路のすぐそばにも案外いい滝があるものである。
今回の大野山は、まったく予定外だったが、思いの外、花が咲いていたので、悪くはなかった。
例年、花が咲き始める頃は、低い山をうろうろしていることが多いが、今年は例年よりも暖かいため、その時期が早まったようである。