12月も半ばになったが、いまだに山は色づいている。たいして冷え込みもしないので、まだ冬という感じではない。長袖シャツの上にジャージを着て走ったりしたら暑いくらいだった。
秦野駅から弘法山公園に向かう。
ひと登りして、権現山に着くと、展望台から富士山を眺める。今日は決して空気は澄んでいなかったが、それでも今の時期、案外見えるものである。
弘法山公園はまだまだ紅葉が残っていて、やはり冬と言うよりも晩秋といった雰囲気である。
公園として整備された道を走れば、弘法山まではあっという間である。
弘法山から先は普通の登山道。
善波峠から高取山へ向かう。
やはり、まだ紅葉が残っており、ところどころで鮮やかな紅葉を楽しめた。
高取山にはそれなりに登る人がいるようだが、高取山周辺を除けば、たまにチラホラ会う程度で、登山者もまばら。それが大山の表参道に合流すると、一転して人が多くなる。もっとも、12月半ばで、天気もいまいちとあって、たいしたことはなかったが。
大山の上の方はガスにすっぽり包み込まれてしまっていた。だから、山頂に登っても、景色は何も見えなかった。風はなかったが、じっとしていると、ちょっと寒かった。
大山から唐沢峠方面へ下っていく。見晴台方面との分岐を過ぎると、ほとんど人に会わなくなる。
唐沢峠までは行かず、少し手前で右手の尾根を下っていく。いつのまにやら指導標が設置されていたのだが、誰が書いたかマジックでマイナールートのことまで書かれていた。
久しぶりにマイナールートを下っていく。最初は急斜面をジグザグに下っていくのだが、ここで珍しく登ってくる人に会った。
ちょっとやせた尾根を小さなアップダウンを繰り返しながら下っていくのが案外いいところである。
やがて、一般のハイキングコースに下りて、さらにしばらく行くと、日向山に到着。
日向山から広沢寺温泉方面へ下っていった。七沢温泉との分岐は十字路になっていて、直進するとP375m(この山には名前もついている)にも通じているようである。この分岐からジグザグに下っていくと、間もなく車道に出て、少し下ると、大釜弁財天。何年ぶりかで訪れたので、ちょっと写真を撮っていった。
あとは、車道を駆け下りていって、広沢寺温泉を過ぎて、七沢温泉入口バス停まで行ったところでバスに乗ることにした。