このところ、すっかり涼しくなってしまった。過ごしやすくなってホッとするところだが、夏が終わってしまって、ちょっと寂しさも感じる時期である。
西丹沢からツツジコースを登っていくと、すでにシロヤシオなどの木々が色づき始めていた。本格的な紅葉のシーズンはまだしばらく先だが、山はすっかり秋らしくなった。
山頂で昼食後、同角山稜へ向かう。8月27日に行こうと思っていたが、雨で中止したコースである。今年はブナの実がいっぱい落ちている。
同角山稜ではハンカイシオガマやシラヒゲソウが咲いていた。また、あちこちでイワシャジンも咲き始めていた。しかし、後で撮ろうとか思っていたら、結局、撮り損なってしまった。
大石山のクサリ場ではあちこちでビランジが咲いていた。時期的に、もうちょっと遅いかと思っていたが、まだまだいっぱい咲いていたのだった。
大石山は主脈の展望がいい山だが、あいにく蛭ヶ岳には雲がかかって見えなかった。(丹沢山〜塔ノ岳は見えた。)
ユーシンから玄倉までは林道をなだらかに下っていく。
玄倉林道は、渓谷がきれいなだけでなく、案外いろいろな花が咲いていたりするから好きな道だが、ここでもシラヒゲソウが咲いていた。
青崩隧道は前後に洞門があるが、このうちユーシン側の洞門を工事していた。
洞門の改良工事は来年の2月21日まで行われ、平日の9:30〜12:00、13:00〜16:00は通行止め、10月10日〜12月31日は、終日完全通行止めとなっている。紅葉の時期になると大勢のハイカーが訪れるユーシンだが、今年の紅葉シーズンは残念なようである。