本谷上部・夏の花

日付 :2006/08/13
コース:大倉→書策新道・水無川本谷上部→塔ノ岳→鍋割山→大倉

 ようやく夏らしくなったと思ったら、この週末は寒気が入って、また不安定な天気になった。
 昨日は、予報があたって、午後から暗くなって、激しい雷雨。
 今日は、昨日ほど悪くなさそうだったので、雨を覚悟で行ってみることにした。

 書策新道が本谷を横切るところで、登山道をはずれ、本谷を登っていく。本谷上部は靴を濡らさず登っていくこともできるから、今回は沢登りの用意はしていかなかった。

本谷F6
本谷F6

 さすがに沢沿いに登っていくと涼しくて良い。ちょっとしたゴルジュ状のところでは、ひんやりとしている。
 本谷の上部は靴を濡らさずに登っていけると思っていたのだが、今回はちょっと水量が多かったのか、ちょっとだけ勝手が違っていた。
 F7あたりは靴を濡らさなければ登れないし、普通の靴では滑りそうで不安だったから、左から巻いた。(ここにも巻道あったんだ!)
 F8の下は、一昨年訪れたときには、至る所にビランジが咲いていたのだが、今年はまったく数が少ない。わずかにチラホラ咲いていただけだった。

ビランジ
ビランジ

 F8の下に着いた時、ガスがかかり、ちょっと薄暗くなっていた。なんだか雨が降ってきそう。(これは急がねば!)

本谷F8
F8

 F8の巻道にはロープが設置されて、以前よりも歩きやすくなっていた。

 本谷の上部では、あちらこちらで花が咲いていたので、写真に撮っていった。

ウスユキソウ
ウスユキソウ
シモツケソウ
シモツケソウ

 F9の下に着いたときには、また日が差していた。なんとか雨が降らずにもってくれそう。

本谷F9
F9

 F9を巻いて、もはやほとんど崩れ去った堰堤のところで水が涸れ、あとはガレを登っていく。
 適当なところで、左の尾根にとりついて、踏み跡たどってしばらく登れば、表尾根の登山道に飛び出し、塔ノ岳まではあとわずか。
 今の時期は、あちこちでマルバダケブキの黄色い花が咲いていた。

マルバダケブキ
マルバダケブキ

 塔ノ岳山頂は風があって、さすがに涼しかった。
 ちょっと休憩した後、塔ノ岳から鍋割山へ向かう。
 鍋割山に着いたとき、山頂に他の登山者の姿はなく。いかにも夏の丹沢といった閑散とした状態。
 涼しいからしばらく休憩していたら、雷が遠くでゴロゴロ鳴り出したようで、あわてて下山。結局、雨には降られずにすんだ。

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