ようやく夏らしくなったと思ったら、この週末は寒気が入って、また不安定な天気になった。
昨日は、予報があたって、午後から暗くなって、激しい雷雨。
今日は、昨日ほど悪くなさそうだったので、雨を覚悟で行ってみることにした。
書策新道が本谷を横切るところで、登山道をはずれ、本谷を登っていく。本谷上部は靴を濡らさず登っていくこともできるから、今回は沢登りの用意はしていかなかった。
さすがに沢沿いに登っていくと涼しくて良い。ちょっとしたゴルジュ状のところでは、ひんやりとしている。
本谷の上部は靴を濡らさずに登っていけると思っていたのだが、今回はちょっと水量が多かったのか、ちょっとだけ勝手が違っていた。
F7あたりは靴を濡らさなければ登れないし、普通の靴では滑りそうで不安だったから、左から巻いた。(ここにも巻道あったんだ!)
F8の下は、一昨年訪れたときには、至る所にビランジが咲いていたのだが、今年はまったく数が少ない。わずかにチラホラ咲いていただけだった。
F8の下に着いた時、ガスがかかり、ちょっと薄暗くなっていた。なんだか雨が降ってきそう。(これは急がねば!)
F8の巻道にはロープが設置されて、以前よりも歩きやすくなっていた。
本谷の上部では、あちらこちらで花が咲いていたので、写真に撮っていった。
F9の下に着いたときには、また日が差していた。なんとか雨が降らずにもってくれそう。
F9を巻いて、もはやほとんど崩れ去った堰堤のところで水が涸れ、あとはガレを登っていく。
適当なところで、左の尾根にとりついて、踏み跡たどってしばらく登れば、表尾根の登山道に飛び出し、塔ノ岳まではあとわずか。
今の時期は、あちこちでマルバダケブキの黄色い花が咲いていた。
塔ノ岳山頂は風があって、さすがに涼しかった。
ちょっと休憩した後、塔ノ岳から鍋割山へ向かう。
鍋割山に着いたとき、山頂に他の登山者の姿はなく。いかにも夏の丹沢といった閑散とした状態。
涼しいからしばらく休憩していたら、雷が遠くでゴロゴロ鳴り出したようで、あわてて下山。結局、雨には降られずにすんだ。